透明感あふれるビジュアルで“岡山の奇跡”と呼ばれブレイクした女優の桜井日奈子が、大胆なイメージチェンジを図ろうとしている。

【大胆ショット】話題を呼んだ「セクシー過ぎる腹筋」や、パパ活女性を演じたドラマの写真などをじっくり見る


“岡山の奇跡”として鳴り物入りでデビューした桜井日奈子 ©時事通信社

 夏ドラマでは、内田有紀と寺西拓人がダブル主演を務める『ラストノート』(フジテレビ系)に出演中だ。寺西が演じる樋口澄晴の恋人・木嶋莉奈役を担当し、バイトとパパ活をしながらどうにか生活する、夢も希望もない女性を演じている。「都合の良い女」として描かれている役で、第1話では寺西と短い時間ではあったが色っぽいシーンを披露した。

 話題のドラマでやさぐれた演技を見せる桜井だが、ここ最近では振り切った役を演じることが多くなっている。

 2026年春クールに放送したドラマ『余命3ヶ月のサレ夫』(テレビ朝日系)では、理不尽で凶悪な不倫妻を好演。4月29日公開の映画『SAKAMOTO DAYS』ではハードなアクションにも挑戦した。

 4月に29歳となり、“岡山の奇跡”と呼ばれた頃とは雰囲気をガラリと変えて清純派からの脱却を図っている印象を受ける。

デビューから10年、当初は主演映画も立て続けに公開されたが……

 1997年4月2日生まれで岡山県出身の桜井は、2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」でグランプリを獲得し、芸能界デビューのチャンスをつかみ取った。2015年に放送されたLINE MUSICのWebムービーをはじめ、大東建託のCMなどにも起用され注目を集める。

 2016年には、舞台『それいゆ』で女優デビューし、同年にドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)に出演。2018年公開の映画『ママレード・ボーイ』では吉沢亮、翌年公開の映画『殺さない彼と死なない彼女』では間宮祥太朗とダブル主演を務めるなど、若手の清純派女優として順調にステップアップした。

 今年で女優デビューから10年となる桜井はドラマや映画だけでなく、舞台作品にも数多く出演してきた。また、MCを務めた『沼にハマってきいてみた』(NHK Eテレ)をはじめ、さまざまなバラエティ番組でも活躍を見せている。とはいえ、「代表作」と呼べる作品はなく、主演作も近年では激減して燻り続けている状況だ。

 桜井の人気が低迷した要因を、テレビ関係者が解説してくれた。

「同年代には今田美桜さんをはじめ、主演クラスの女優がゴロゴロといます。桜井さんは、デビュー当初こそCMや映画への出演でロケットスタートを切りましたが、すぐにライバルたちに追い抜かれ、作品への出演が激減しました。しかも、ライバルたちはスキャンダルが少ない好感度の高い女優ばかりで、それぞれが現在も人気を拡大している」

 そうした状況への焦りからか、起死回生を狙いセクシー路線へと舵を切ることになる。

中年男性を“性接待”、不倫相手と混浴する極悪妻を熱演

 2024年、桜井は転機となる写真集『桜井日奈子10周年記念写真集 鴇色』を発売した。タイトル通りに芸能活動10周年を記念した作品となり、この写真集で桜井は大胆なショットを数多く解禁した。

 人生初の水着ショットを披露した同作では、想像以上に豊満だったバストや、美しい桃尻を披露。これまでグラビア仕事をしていなかったのがもったいないくらいに、女性らしく魅力のある水着姿をこれでもかと見せつけた。清純派だった桜井が大胆なショットを連発したことで、写真集はヒットする。

 この写真集で手応えを得たのか、桜井は女優としても方向転換していくことになる。

 例えば、初の悪役ヒロインを演じたドラマ『余命3ヶ月のサレ夫』だ。同作は、俳優の白洲迅が主演を務めた作品で、国内累計1億ビューを超える大ヒットコミックが原作。余命宣告された主人公・高坂葵が、桜井演じる妻・高坂美月に愛人がいることを知り、深い失意の中で復讐を果たしていくドラマとなった。

 美月は不倫するだけでなく、夫にかけられた多額の死亡保険金を狙いさまざまな悪行を繰り返す悪女だ。高橋光臣が演じた不倫相手・砂山ケンジとの濡れ場もあり、単なるベッドシーンではなく、かなり過激な場面が用意されていた。

 例えば、あるシーンでは美月を「都合の良い女」としか思っていないケンジが、自分の事業で資金調達するために枕営業を持ちかける。抵抗した美月だが、自分たちが結婚するために必要だと説き伏せられ、結局は知らない中年男性を“性接待”してしまう。

 第3話では葵を騙した美月がケンジと温泉宿へ不倫旅行に出かけ、裸で混浴するシーンを披露。不倫相手と露天風呂に入りながら、夫からの闘病報告を見て「幸せ者だよね、裏切られてたことを知らずに……」と残酷なセリフをポツリとつぶやいている。

 続くベッドシーンでは、夫の保険金について2人で悪巧みするなど極悪な不倫妻を魅力たっぷりに好演。濡れ場以外でも、余命宣告された夫に対して数々の暴言を吐き、裏切り続けるクズ不倫妻を怪演した。清純派のイメージが強い桜井の豹変ぶりに驚いた視聴者も多かったようで、SNSで反響を呼んだ。

映画で見せた「バキバキセクシーボディ」が話題に

『余命3ヶ月のサレ夫』だけでなく、今年公開された実写版『SAKAMOTO DAYS』でも、イメージを覆す演技を見せた。Snow Manの目黒蓮が主演を務めた同作は、鈴木祐斗の大ヒットマンガを原作とした映画だ。

 桜井は、空手の達人・帯黒役で出演し、セクシーな衣装に身を包み鍛え上げた体でハードなアクションシーンを披露。初めて徹底的に体を作り上げたとされ、アクションの稽古を約4カ月間も行い迫力あるシーンを映画の中で見せた。陸少糖(ルーシャオタン)役を演じた横田真悠との美女同士が本気で戦う姿は、映画の中でも屈指の名シーンとなっている。

 また、自身のInstagramで撮影時のオフショットを公開し、バキバキに割れた腹筋にへそピアスを合わせた姿が話題に。“岡山の奇跡”と呼ばれた頃の面影はなく、印象を変えることに成功している。

 6月26日公開の主演映画『死神バーバー』での演技も好評を集めた。同作は、死神のミスによって「余命数日」となった主人公の美容師・佐伯美帆が、死者の魂を冥土に送る前にスタイリングを手助けする美容室に連れてこられてしまうというヒューマン・ファンタジー。主演映画は7年ぶりとなった桜井が、運命に翻弄されながらも、死と向き合う主人公をコミカルな演技も交えながら、魅力たっぷりに演じた。

『死神バーバー』で演じた美帆は、女性らしい強さと脆さを併せ持つキャラだ。桜井は、仕事もプライベートもうまくいかないやさぐれた主人公を、自然体の演技で丁寧に表現している。この作品でも女優としての新たな輝きを見せ、清純派からの脱却を観客にアピールした。

 来年には30歳という節目の年齢を迎える桜井だが、近年のイメージチェンジは成功していると再びテレビ関係者が解説する。

「デビューから長く清純派を貫いてきた桜井さんが、『余命3ヶ月のサレ夫』で濡れ場もある悪女を演じたのはサプライズでした。それだけに、テレビや映画関係者から注目を浴びることになり、女優として進化したと称賛されています。過激な設定や濡れ場はNGにする同年代の女優が多くいるので、差別化を図ることに成功しました。

『SAKAMOTO DAYS』でアクションシーンに挑戦したのも大きなプラス。もともと、桜井さんはバスケを長く続けていたこともあり、運動神経が非常に良い。アクションシーンの評価が高いですし、もっと鍛錬を続ければアクション女優としても活躍できそう。これから一気に仕事が増える可能性が高くなっています」

 これからどんな軌跡を描くのか。

(ゆるま 小林)