ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊
ヤクルトが負の連鎖を断ち切れない。
【もっと読む】「七回制」に変える前にやることがある! 高校野球の酷暑対策をヤクルトOB、拓大紅陵コーチの飯田哲也氏が考える
9日の巨人戦は四回に3点を先制するも、3-2の六回、先発の松本健が大城に同点二塁打を浴びると、2番手の阪口が岡田に勝ち越し打を許して逆転負け。これで8月は8試合で1勝7敗。うち逆転負けは4度と泥沼にハマり込んでいる。
前年最下位だったヤクルトは今季から池山隆寛監督が就任。開幕から快進撃を演じて6月まで首位争いを繰り広げていた。6月24日には、林田球団社長が親会社の株主総会後に池山監督について「想定以上」としたうえで、来季続投を明言。その時点で36勝31敗1分けで、同率首位に並んでいた巨人、阪神と0.5ゲーム差の3位。池山監督は複数年契約を結んでいるとはいえ、異例の早期続投宣言を機に、チームは下降線をたどり始めた。
続投明言後の6月28日の中日戦、30日の巨人戦と連勝したものの、7月は6勝17敗と急ブレーキ。8月と合わせて7勝24敗と、当初の勢いは完全に失われた。
特に目立つのが投手陣の不振だ。続投宣言前は投手陣が踏ん張り、3.18だったチーム防御率は続投宣言後に同4.72と急激に悪化した。
「明言前は逆転勝ち14度、逆転負けは6度だったのが、明言後は逆転勝ちが5度で逆転負けは11度に増えた。3点差以内の接戦も24勝19敗1分けから、9勝13敗に。シーズン序盤は劣勢をはね返して勝ちを拾っていたものの、7月以降は逆にひっくり返されて負けるケースが一気に増えました」(放送関係者)
そもそもヤクルトは開幕前の下馬評は低かった。実力不足の部分はあるにせよ、チーム周辺では「早期の続投宣言によって、チームの緊張の糸が緩んだ」との声も聞こえてくる……。
