マイホーム探しを始めると、誰もが一度は直面するのが「希望条件にぴったりの物件を見つけたけれど、予算をオーバーしている」という悩みです。せっかくの買い物だから妥協したくない反面、「ローン返済に追われたらどうしよう」と不安になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、らくだ不動産株式会社のエージェント・村田洋一さんと、エージェントの村山澄人さんの2名が、予算オーバーの物件に遭遇した際の判断基準と「買っていい物件・ダメな物件」の決定的な違いについて徹底解説します。

◾️結論:予算オーバーの物件は「買っても問題ない」
村山さんは、「内見を重ねる中で『買いたい!』と思える良い物件は、大抵少し予算をオーバーしているものです」と語り、結論として「無理のない範囲であれば、予算オーバーの物件を購入すること自体は問題ない」と断言します。

ただし、これはあくまで「生活が苦しくならない資金計画の範囲内であること」が大前提です。その上で、購入して良いかどうかの明暗を分ける「2つの判断基準」が存在します。

◾️判断基準1:一時的なテンションではなく「優先順位の軸」が整っているか
1つ目のポイントは、条件の優先順位が整理されているかどうかです。

マイホーム探しを始めるとあれもこれもと希望が増えがちですが、最終的には希望条件を「5つ程度」に絞り込むことが納得のいく購入への近道となります。

・ダメな物件(NG): 元々は「部屋の広さ」を最優先に探していたのに、内見で「眺望の良さ」に感動し、一時的なテンションで予算を上げて買ってしまうケース。目的とブレた衝動買いは、住んだ後に後悔する原因になります。
・買っていい物件(OK): 「本当に自分たちが叶えたい暮らしは何か」を徹底的に話し合い、「多少予算を上げてでも、この条件(例:眺望や立地など)を最優先したい」と軸をブレさせずに納得できているケースです。

◾️判断基準2:「なぜその価格なのか」理由と資産価値を理解できているか
2つ目のポイントは、価格が高くなっている「理由」を客観的に納得できているかです。

高い物件には必ず相応の理由があります。

例えば、以下のような強みがある物件です。
・管理状態や建物のコンディションが抜群に良い
・周辺で「再開発」が控えており、将来的な利便性向上や資産価値の維持が見込める

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