仕事も母親もオタク活動も全力投球! 三刀流現役外科医の日々と過去を綴った人気シリーズ「腐女医の医者道!」第3巻【書評】

【漫画】本編を読む
現役外科医で3児の母でオタクであるさーたり氏による人気のコミックエッセイ「腐女医の医者道!」シリーズの第3弾が『腐女医の医者道! 私も子どもたちも大きくなりました! 編』(さーたり/KADOKAWA)だ。前巻まで描かれた「医者」、そして「母親」としての話はもちろん、本作では、子ども3人の成長っぷりのほか、さーたり氏が医者を目指したきっかけや、オタクの沼にはまったきっかけなども綴られている。
また、小学生のとき書店で出会った一冊の本をきっかけにあっという間にオタクとなったことや、大人になってからたまにオタク仲間と実施している「推し会」の様子などは、同じオタク属性の人ならば、わかりみしかないだろう。もちろん、5年ぶりに手術現場に復帰したときの不安や苦労したこと、過去に経験した過酷すぎる医療現場の様子など、本作は医師の世界をのぞき見ることもできる。
この多彩なネタを楽しめるのが本作の大きな魅力だが、総じて感じるのは、さーたり氏のバイタリティーの高さだ。医師と漫画家、家事育児、オタク活動とそのすべてを全力でこなし、なおかつ楽しんでいる姿に元気をもらえるだろう。そして、全力だからこそ趣味で思いっきりストレスを発散し、明日からの仕事や家事の活力にするという頭の切り替え方は、日々ひとつのことに追われ気味の人にとって、良いお手本になるに違いない。
文=nobuo
