YouTubeチャンネル「著者が語る」が、「【ベンジャミン・ウォレスが語る】なぜビットコインを作った人物は正体を隠すのか」と題した動画を公開した。ジャーナリストのベンジャミン・ウォレスが、ビットコイン考案者である「サトシ・ナカモト」の正体や、匿名を貫く理由について自身の見解を語った。

ウォレスは、2011年に「ワイアード」誌からビットコインに関する執筆を依頼されたことを機に、サトシ・ナカモトの正体を調べ始めたと振り返る。当時はまだビットコインが誕生して間もない時期だったが、誰が作ったのか分からないという事実に「突き動かされた」と語る。

動画の中盤では、サトシ・ナカモトが正体を隠し続ける理由について考察。法的問題からの自己防衛や、ミステリアスな存在が関心を呼ぶという「マーケティングや拡散性のため」といった説を提示した。さらに、中央管理者のいない分散型通貨であるビットコインの性質上、「『王』のいない通貨に『創設者』もないという状況は、ビットコインの理念や精神に非常に合致している」と独自の視点を交えて分析した。

また、サトシ・ナカモトが個人か集団かという問いに対しては、文体分析の結果に加え「3人が秘密を守れるのは2人が死んでいる場合だけ」というベンジャミン・フランクリンの言葉を引き合いに出し、個人の可能性が高いと推測。初期のフォーラムで見せた「ネイティブそのもの」な英語力から、日本人ではない可能性にも言及している。

長年の調査の中で「自称サトシ・ナカモト」にも複数接触してきたというウォレス。未だ解明されない謎の奥深さと、真相究明に情熱を注ぐジャーナリストとしての姿勢が垣間見えるインタビューとなっている。

チャンネル情報

ビデオジャーナリスト 長野光と関瑶子のYouTubeチャンネルです。世の中のことをもっと知るために、新刊の興味深い本を読み、本の著者にインタビューさせていただき、インタビュークリップを公開しています。インタビュー実施、動画の作成は、書籍のご著者及び出版社からの承諾を受けております。