ソフトバンクへの感謝を述べて涙する佐々木麟太郎(C)共同通信社

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「新たな道の開拓が佐々木麟太郎の使命」

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 マーリンズ入りを決断したスタンフォード大の佐々木麟太郎(2年)が覚悟をにじませた。

 ドラフト8巡目(全体235位)で指名された佐々木はフロリダ州を本拠地とするルーキーリーグからスタートし、夢のメジャーを目指す。一般的に大学出身選手がメジャー昇格するのは順調にいっても2〜3年は要すると言われている。一塁専任だけに、とにかくバットで結果を残し続ける必要がある。

 一方で佐々木は今回、昨秋のNPBドラフトで1位指名されたソフトバンクを断る形になった。

 城島健司CBOは球団を通じて「残念ではありますが、彼の判断を尊重しますし、敬意も表します」とコメント。ソフトバンクの交渉権は7月31日で失効するが、今後も日本の各球団は佐々木の動向を注視することになりそうだ。

 海外の大学に進学し、日本のプロ球団でのプレー経験がない佐々木が仮にNPB入りを希望した場合、再度ドラフトで指名を受ける必要がある。NPB球団がドラフトの7日前までにコミッショナーへ指名する意思を通知したうえで、マーリンズが佐々木の放出を容認すれば入団は可能だ。

 さるパ球団スカウトは、「佐々木が1年や2年でメジャー昇格の夢を諦めることはないでしょうけど、これからも動向はチェックし続けます」と、こう続ける。

「佐々木がもし大学残留を選択していたら、卒業を待って1位指名する球団はいくつかあったでしょう。佐々木は6月に米国で行われたドラフトコンバイン(公開テスト)で、打球速度約185.7キロ、最長飛距離約139.6メートルを計測。あくまでフリー打撃の結果とはいえ、メジャーでもトップクラスの数値です。日本のアマ球界はただでさえ長距離砲が少ない。今年にしても野手の1位候補は5人もいない。佐々木クラスの打者は10年に1人出てくるかどうか。希少価値が非常に高いのです」

 先々を見据える日本のスカウトがフロリダに出没する機会はありそうだ。

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 日本球界が喉から手が出るほど欲しがる逸材だが、米国内での評価は決して高くない。そもそも、「ドラフトで指名されたこと」に驚きの声も上がっている。なぜそれほど評価に乖離があるのか。ア・リーグのスカウトがその理由を教えてくれた。●関連記事 【もっと読む】佐々木麟太郎が米球界で「低評価」なワケ では、それらについて詳しく報じている。