竹田恒泰氏が自身のYouTubeチャンネルで「ワガママにも程がある?ホワイトハラスメントで会社を辞められないためには・・・」を公開した。動画では、近年問題視されている「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」について、上司と部下のコミュニケーションのあり方や、成長を望む若者のリアルな心理について、自身の経営経験を交えながら持論を展開している。

竹田氏は冒頭、産経新聞の『部下への過剰配慮は「ホワハラ」』という記事を取り上げ、現代特有の社会問題に切り込んだ。企業で上司が部下の負担に過剰に配慮した結果、成長機会を奪ってしまうことがホワハラとして認識され始めているという現状を解説。中途採用社員の約14%がホワハラを経験し、そのうち7割以上が早期離職を考えているという調査データを示しつつ、「ハラスメントがあるとうったえられ、ハラスメントがないとなんだハラスメントないじゃないかといって訴えられ、要するに何やっても訴えられる社会」と、上司が直面する理不尽な現実を指摘した。

その一方で、適度な圧力を求めている若者も存在するとし、「若い時の苦労はお金払ってでも経験しろ」と語気を強める。「みんな苦労したくないと言っているわけだから、地べた這いつくばってでも仕事を覚えてやるっていう人がいると、その人はめちゃくちゃ伸びる」と、逆張りの成長戦略を提言した。さらに、現代の上司には部下との対話が不可欠であるとし、「マッサージ師みたいな感じ」で一人一人の強さの加減を確認しながら指導する必要性を説く。「いろいろ聞いて聞いて聞いて、マッサージ師みたいな感じじゃないと上司は務まらない」と核心を突く主張を展開した。

動画の終盤で竹田氏は、自身の会社や事務所の離職率が非常に低いことに触れ、本人の意向に合わせた環境作りが奏功していると自己分析。一方で、自身については「ひたすらブラック」と笑いを誘いつつ、経営者としての姿勢を語った。最後には「本人がどうしたいかちゃんと汲み取った上で、その環境を作ってあげるということが大切」と述べ、企業における柔軟で対話重視のマネジメントの重要性を訴えて動画を締めくくった。