「根っからのイラチで譲り合いの精神は皆無です」元秘書が証言 れいわ・山本太郎代表が被災地視察帰りの高速で繰り広げた「恐怖のカーチェイス」 いまだ「オービス検知」の謝罪なし
れいわ新選組山本太郎代表の元私設秘書B氏(20代)が、山本氏が運転するレンタカーに乗った時の恐怖体験を振り返る。「あの日も、急に前を走る車に悪態をつき始めて…」。
***
【写真】秘書が警察への連絡を勧めるも〈心当たりなし、です〉。山本太郎氏が秘書に送った“遵法精神ナシLINEメッセージ”
運転に過剰な自信を持っている
2025年4月、B氏は山本氏の能登半島被地震災地の視察に同行した。当時、B氏は山本氏の地方出張にほぼ毎回随行。“お付き”として、レンタカーや宿の手配など山本氏の身の回りの世話をするのが仕事だった。
「この日は午前中に2人で飛行機に乗って能登入り。空港で借りたレンタカーで駆け足で被災地を周り、金沢まで行って乗り捨て、新幹線に乗り換えて日帰りで帰京する予定でした」(B氏、以下同)
だが、珠洲市で視察を終えたのは、予定より遅れて午後5時過ぎに。2人が気にし始めたのは金沢のレンタカー店の閉店時間だった。午後8時までに到着しなければ、返却できなくなってしまうからである。帰り道は山本代表がハンドルを握ることになった。

「急いで帰らなければならなくなると、必ずといって代表は自分で運転すると言い出します。自分の運転に過剰な自信を持っているのです」(同)
禁煙車でも窓を開けて…
本来、レンタカーを契約する際は契約者以外の運転者も事前に届け出なければならない。だが、山本氏はいつも届け出なしで運転していたと語る。
「代表はそういう面倒な手続きの場に一秒たりとも同席したがらない。駅や空港に着くと代表は喫煙所へまっしぐら。その間、私が1人でレンタカー店で手続きを済ませます」
さて、急ぎ金沢に向かうことになった2人。地震の影響で片道一車線に規制されており、山本氏のフラストレーションは募るばかりだった。
「しばらくスピードを出せない状況が続きました。禁煙車でしたが、イライラが止まらない代表は、いつものように窓を開けてタバコを吸っていました」
一時が万事、”バレなければいい”のスタンスなのである。夕闇が迫りくる中、やがて規制区間が終わり2車線に。ようやくアクセスを踏み込めるようになったのも束の間、山本氏はある車を見つけ、こう叫び出したという。
「なんや、あの車は! 先に行かしたやろ。先行けや!」
運転席を覗き込むようにしてガンをつけた
山本氏はその車が先に行ったと思ったらまたスピードが落ちて、抜かねばならなくなることに怒り出したのだった。
「代表としては、ガンガンその車に先行してもらい、後ろに付いて行きたかった。自分が先頭になって飛ばしてしまうと違反で捕まってしまうリスクがあるからです。気に入らない動きをする車や歩行者を見つけるや、悪態をつくのはいつものこと」
それから5分から10分くらい、その車を抜いたり、抜き返したりの“カーチェイス”のような緊迫した時間が続いたという。
「しまいにムキになった代表は、追い越し車線を走るその車の横にピッタリとつけ 、 相手の運転席を覗き込むようにしてガンをつけていました。ビュンビュン飛ばすし、ほんと怖かったです」
日頃からこんな身勝手な運転をしていたら、スピード違反で捕まるのは時間の問題だったであろう。B氏が運転して助手席に座っている時でさえも、道を譲ることを嫌がったと言う。
「例えば、信号がない交差点でなかなか歩行者が途切れない時、『今のタイミングなら突っ込めたろう』『先に車体を入れるんだ』とドヤしてくる。譲り合いの精神が皆無なのです」
いつまで「ステイ」を続けるつもりなのか
なぜ今になってこのような話を伝えるかというと、山本氏の交通ルールを遵守する姿勢にいよいよ疑義が生じてきたからだ。
「デイリー新潮」がB氏の証言を元に、山本氏が昨年10月、サーフィン帰りに東九州自動車道を走行中オービスに速度超過を検知されたことを報道したのは3月12日である。だが、山本氏は病気を理由に表に全く出てこず、いまだ自ら釈明も謝罪もしていない。
6月5日の定例会見で高井崇志副幹事長は、フリー記者からこの件について問われ、「警察の処分がようやく出ました」と明かした。だが、具体的な処分内容について問われると、党内処分がまだ決まっていないことを理由に再び口をつぐんだ。それから20日間が経過し、定例会見も2回開かれたが、いまだ報告はない。
B氏はこう呆れる。
「私は昨年11月、オービスに引っかかったことを代表に報告を入れた時、『とりあえずステイで』と言われて困りましたが、高井さんも同じ対応をされているんでしょうね」
党に質問状を送り、B氏が語った能登半島地震被災地帰りの危険運転についての事実確認、オービス問題を放置し続ける理由などを質したが、回答はなかった。
そもそも警察の処分が出たならば、記者に問われるより先に自ら明かすべきだろう。法を犯した自覚があるならば、警察の処分を待たずとも謝罪くらいできたはずだ。
他人には厳しく自分には甘い。その不誠実な姿勢が支持率低迷の原因なのではないか。
関連記事【れいわ・山本太郎氏「オービス・スピード違反」は“謝罪なし”で済まされる行為なのか 警察OBは「人命を奪いかねない悪質な違反です」】では、山本氏のスピード違反の「悪質性」について、警察OBが解説している。
デイリー新潮編集部
