ロナウドに"再口撃"したモウリーニョ監督<br>【photo/B.O.S.】

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 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、マンチェスター・ユナイテッドのMFクリスティアーノ・ロナウドに再び“口撃”を開始。同じポルトガル出身の22歳を「無教育だ」と厳しく責め立てた。

 ポルトガル・サッカー界を代表する2人が口論を始めたのは、「マンUが犯したファウルにはPKの判定が下されず、チェルシーにはPKが与えられない」と不満を漏らしたモウリーニョに対し、ロナウドが「モウリーニョはいつも何か大きなことを言って、注目を集めようとする。自分の采配ミスは絶対に認めないけどね」と不快感を示したことがきっかけだ。同国出身の若手MFから反論を受けたモウリーニョは「ロナウドは嘘をついている。嘘つきではトップレベルに到達出来ない」とコメント。そして、週末のボルトン戦で引き分け、マンUとの勝点差を5にまで広げられたモウリーニョは、そのうっぷんを晴らすかのように、再びロナウドへの個人攻撃を始めた。

「クリスティアーノ坊やの発言には、敬意がまったく感じられない。おそらく、教育の問題があるのだろう。厳しい少年時代を過ごしていた坊やは、十分な教育を受けられなかったんだろう。だからこそ、私が現実を教えてやったんだ」

 一方、ロナウドへの“嘘つき”発言を、マンUのアレックス・ファーガソン監督に厳しく非難されたモウリーニョは、プレミア最年長監督の発言について次のように語っている。

「サー・アレックスにしてみれば、クリスティアーノ坊やを守ってやらなければならないと感じたのだろう。個人的には、サー・アレックスのことは好きだ。だから、彼が私を責め立てるにしても、嘘やモラルを持ち出さない限り、問題はないよ」

 今シーズンのプレミアリーグも残すところ3試合となり、マンUの覇権奪回がほぼ確実の状況。しかし、FAカップ決勝での対戦に加え、今週行なわれる準決勝セカンドレグの結果次第では、ビッグ・イヤーを巡ってチャンピオンズ・リーグのファイナルで対戦する可能性も秘めている両チーム。モウリーニョにとっては、ピッチ外での口論とは言えども、ライバルクラブには負けられない状況といったところだろう。