Spotifyがオーディオブックの著者や出版社向けのプラットフォーム「Spotify for Authors」内で、オーディオブックをセルフパブリッシングするための新しいAIツールを発表しました。このAIツールは音声合成AIを開発するElevenLabsの技術を搭載しているのが特徴。この新しいAIツールは2026年6月に英語版が一部の地域で、招待制のベータ版としてリリースされます。

Books on Spotify: New Updates for Listeners and Authors - Spotify

https://newsroom.spotify.com/2026-05-21/investor-day-audiobook-features-updates/

Spotify launches an ElevenLabs-powered audiobook creation tool | TechCrunch

https://techcrunch.com/2026/05/21/spotify-launches-an-elevenlabs-powered-audiobook-creation-tool/

Spotifyは2025年2月にElevenLabsと提携し、AI音声技術を用いて読み上げられたオーディオブックの配信を開始しています。これにより、著者はElevenLabsからファイルパッケージをダウンロードし、Spotifyのオーディオブック配信サービスであるFindaway Voicesにアクセスし、オーディオブックを公開することが可能になりました。

IT系ニュースサイトのTechCrunchによれば、今回の発表はSpotify for Authorsを通じてElevenLabsを利用できるようにするもの。Spotify for AuthorsはSpotifyだけではあんくGoogle Playブックスとも提携しているため、ElevenLabsの技術で作られたオーディオブックをより多くの人に届けられるようになります。



また、Spotifyは「Spotify for Authors」プラットフォームを拡張し、フランス語、カナダフランス語、ドイツ語、オランダ語、ラテンアメリカスペイン語、スウェーデン語、フィンランド語、アイスランド語、デンマーク語、ノルウェー語を含む10言語をサポートする予定とのこと。



さらにAudiobook+プランを拡張し、リスニング回数の上限を引き上げるとともに、将来的には学生や家族向けの新たなオプションを追加する予定だとTechCrunchは伝えています。



加えて、Spotifyは2026年夏までに、ユーザーがポッドキャストや音楽のプレイリストを自然言語のプロンプトで作成できるAI機能を拡張し、オーディオブックも対象に含めることを予定しているとのこと。

SpotifyはAudiobook+プランの購読者数を100万人以上獲得しており、Audiobook+プランの年間経常収益は1億ドル(約156億円)に達する見込み。これらの取り組みを通じて、Spotifyはリスニング時間を前年比60%増加させることに成功したと主張しています。また、Spotifyはオーディオブックのリスナーの半数以上が2025年から利用を開始したと報告しています。