ソフトバンク 徐若熙「6回までは投げたい」18日に中日戦で本拠地デビュー
最速158キロ助っ人が福岡でついにベールを脱ぐ――。台湾・味全からソフトバンクに新加入した徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)が、あす18日にオープン戦初登板に臨む。16日は本拠地デビューとなる中日との対戦に備え、みずほペイペイドームのブルペンとマウンドで投球練習を行った。WBCでも好投した「台湾の至宝」が自慢の剛球で竜を斬り、開幕ローテーション入りの当確ランプをともす。
台湾No・1右腕がついに本拠地デビューを飾る。開幕ローテーション入りへアピールの舞台。投手練習でみずほペイペイドームのマウンドの感触を確かめた徐若熙は「台北ドームと同じ感じで、慣れていない感覚はないと思います」と胸を高鳴らせた。
この日はグラウンドで遠投した後、ブルペン投球を行った。「感覚をキープしたいと思ったので(ブルペンでは)30球くらい投げました」。そして再びグラウンドに姿を現し、本拠地マウンドで3球を投げて傾斜などをチェックした。
「6回までは投げたい。(その後)続けるかどうかは試合状況に応じてですね」
台湾・味全から新しく加わった158キロ右腕。何の因果か相手は古巣と愛称「ドラゴンズ」が同じ中日となった。「台湾は(球団カラーが)赤色だったけど青色に変わっていたよ」と笑顔。オープン戦初登板で強竜退治に挑む。調整を見守った倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは「仕上がりはいいんじゃないかなと思ってます。100球まではいかないにしても、50(球)よりは投げると思います」と期待して送り出す。
徐若熙は日米複数球団の争奪戦の末、3年総額推定15億円でソフトバンクに入団。春季キャンプでは調整遅れを心配された時期もあったが“無問題”だった。2月26日には自身も選出されていたWBC台湾代表との交流試合(台北ドーム)で先発し、3回1安打無失点に抑え、直球は自己最速タイ158キロを刻んだ。WBCでは5日の1次ラウンド・オーストラリア戦(東京ドーム)で先発し、4回2安打無失点と好投した。
台湾の1次ラウンド敗退が決まった翌々日の11日からチームに再合流し、再びNPB公式球を使って調整を進めてきた。「ボールも問題ないし、試合勘も残っている。そのままシーズンに入っても問題ないと思っています」と頼もしい。周囲の期待が高まっている新戦力は「できることをやるのみ」と自信を持って新天地のマウンドに上がる。(井上 満夫)
