スポニチ

写真拡大

 ◇春季高校野球東京都大会一次予選 海城19―0足立工科・大田桜台・桐ケ丘・三商・中野工科(5回コールド)(2026年3月14日 日野高校グラウンド)

 春季高校野球春季大会は全国一番乗りで東京の一次予選が開幕し、海城は19―0で足立工科・大田桜台・桐ケ丘・三商・中野工科の連合チームに5回コールド勝ちした。高校野球では今春から指名打者制度(DH制)が採用され、海城は「6番・DH」で西川宙(じょう=3年)を起用した。

 初回1死三塁で初打席を迎えると「6番、指名打者、西川君」のアナウンスが日野高校のグラウンドに響いた。5球目に快音を響かせると、打球は中堅手を越えるランニング本塁打。公式戦のDH初打席でメモリアル弾をマークし「うれしかった。(DHのアナウンスは)ちょっと耳を傾けて聞いていた。DHとしての緊張もあったので、初打席で打ててよかった」と喜びをかみしめた。

 背番号13。DHが無ければ試合に出場することはなかった。守備には課題があるが、長所の打撃力を変われてスタメンに抜てきされた。守備の時間はベンチで素振りを行い「体が温まっていなかったので準備をしていた」と集中力を高めていた。初打席で結果を残し「守って、打つだと考えが半分になる。打者としてだけの準備が長いので打ちやすいのはDHだと思います。守備が苦手の僕にとって良い制度だと思います」と語った。(柳内 遼平)

 ▽指名打者(DH) 「Designated Hitter」の略で、大リーグのア・リーグが73年に初めて採用。日本のプロ野球では75年からパ・リーグが採用し、セ・リーグでも来年から採用される。大学野球では今春から東京六大学野球、関西学生野球でも導入される。指名打者が投手に代わって打撃を行うDH制は試合開始前に使用の有無を決め、先発投手に対し少なくとも1度は打撃を完了する。試合途中からDH制を使うことはできない。先発投手が指名打者として出場する「大谷ルール」は降板後、再登板することはできない。