種市篤暉(C)日刊ゲンダイ

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【特別インタビュー】

【続きを読む=下編】吉井理人氏がロッテを語る「野手も力のある若手が多くて今後が楽しみです」

 吉井理人(前ロッテ監督/60歳)

 昨年10月にロッテの監督を退任した吉井理人氏(60)。2019年に一軍投手コーチとして12年ぶりにロッテに復帰し、ピッチングコーディネーターを経て、23年に監督に就任。チーム強化に邁進した3年間の監督生活を今、初めて振り返る。(全3回の第2回)。

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 10年目の種市篤暉(27)が覚醒すれば、ロッテ投手陣の大黒柱になります。

 だいぶ良くなってきたけど、潜在能力でいえばあんなもんじゃない。山本由伸(27=ドジャース)までいくかは分かりませんが、タイトルを総ナメにするくらいのポテンシャルはあります。種市がチームのエースになったら、連敗しないチームになる。昨年の9月、10月はパ・リーグで一番いいピッチャーでしたから。

 良くなると思ってオフシーズンにやってきたことが合わなかった。オールスター明けくらいまでフォームを崩してた。改善していろいろやっているうちに良くはなってきています。彼も大谷翔平(31=ドジャース)とか山本のように自分で考えていろいろとやりたいタイプなので、このままいけばいいピッチャーになると思う。種市が頑張れば、昨年みたいな結果にはならないと思う。投球フォームもストレートの球筋も独特。球速は150キロをちょっと超える程度でも、打者は球速以上に速く見える。それにフォークの質がすごくいい。三振とゴロが多いのは良い投手の証拠です。

 種市とともにローテを支えてくれた8年目の小島和哉(29)はタフな投手です。昨年まで3年連続で規定投球回数をクリアしたのは彼だけ。調子が悪かろうが、多くのイニング数を投げてくれる投手は貴重だし、首脳陣にとっては非常にありがたい存在です。

 昨年、ピッチャーはそもそも数が足りなかったうえに、ローテの軸を担う種市と小島が機能しなかった。FAで獲得した石川柊太(34)もストレートの球速が前年と比べて平均3、4キロ遅く、調子が上がらなかった。それまではゾゾマリンで良い投球をしていたのに、昨年は本拠地で良くなかった。西野勇士(34)だけは良かったけど、打線の援護がなくて1勝もできず、ケガをしてしまった。

 これから期待できる若手投手を挙げるとすれば木村優人(20)、中森俊介(23)、広池康志郎(23)、高野脩汰(27)、横山陸人(24)、田中晴也(21)……彼らですかね。

 高卒3年目の木村は先発として中2週間、間隔を空けていたが、中6日で投げられるようになれば。中10日だった田中も中6日で1年間、しっかり投げられるようになれば期待できます。彼らは一軍で通用する球を投げているだけに、特にリリーフはどういう場面で使ってもらえるかが重要になる。負け試合でも、いい場面で起用してもらえれば成長しますが、敗戦処理ばかりでは伸びないように思う。

 彼らの成長を見届けてからバトンを渡したかった気もするけれど、ドラフトでいいピッチャーを3人くらいとってるので今後が楽しみです。 (談) 

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 つづく【下】は日刊ゲンダイDIGITALで公開中。関連記事から要チェックだ。