[2.21 J1百年構想EAST第3節 川崎F 1-2 FC東京 U等々力]

 今季初のフル出場で好調をアピールした。FC東京のDF長友佑都は左SBのポジションで疾走。同い年のMF家長昭博とのマッチアップでも激しく競り合った。「年齢のことは関係ないけど、ともに長く戦ってきた仲間として、ライバルとして、彼に負けたくないという思いと。40になるおっさんが入っていても全然バチバチやれるんだというところを、皆さんに見せたいという思う気持ちでやっていた」と力を込めた。

 今年9月で40歳を迎える日本代表DFだが、自身が「年齢のことは関係ない」と胸を張る通りのプレーぶりを見せた。総走行距離は11.336km、スプリント数も19回。果敢に左サイドを突破してチャンスを作り、またいち早く自陣に駆け付けてピンチをしのぐ。開幕2試合は引き分けによるPK戦で2度勝利していたFC東京の“初白星”に大きく貢献した。

「勝ち点3を取れただけじゃなくて、試合の内容的にも非常にいい。相手を圧倒したような試合ができた」。そう語る長友は、6月開幕の北中米ワールドカップへの質問にも思いを吐露。「すべてにおいて取り組んでいる。まだまだ足りないことが多いので。W杯で優勝メンバーの一員になるために何をやらなきゃいけないか。やるべきことはたくさんある。時間がない」と表情を引き締めていた。

 日本代表は怪我人が続出中。特に、昨年末に南野拓実が左膝の前十字靱帯断裂で長期離脱。また、今月にはMF遠藤航も今季のプレミアリーグ初先発となったサンダーランド戦で左足首を負傷した。遠藤に関しては怪我の具合は明らかにされず。アルネ・スロット監督は長期離脱をほのめかしていた。

 長友は離脱した2人に思いを馳せる。「拓実はやりとりしていて、航も状況次第では連絡を取ろうかと思っている。彼らもあきらめていないと思うので」。心痛な面持ちをしつつ、それでも仲間を信じている。「あきらめない以上は、彼らは戻ってくる気持ちでやってくれると思う。それを皆さんも待っているんじゃないかなと思うので、帰ってきてほしい」と、思いを吐き出した。

(取材・文 石川祐介)