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日本人の美意識を学びます。

【写真を見る】「十二単」は実際には5枚?! 県立米沢女子短期大学で名物授業 装束を着て学び深める(山形)

県立米沢女子短期大学で、きょう伝統的な装束を着て学びを深める名物授業が開かれました。

着たのは、お雛様でもおなじみの、あの装束です。

国語国文学科や日本史学科など日本に関する専門的な学科を設置している県立米沢女子短期大学。毎年この時期に開かれている講義が「有職故実」です。

平安時代から江戸時代にかけての公家や武家の儀式や行事について学びを深めるもので、有職という言葉は、現代の知識人を指す「有識者」の語源になったとも言われています。

きょうは学習院大学から講師を招き、実際に伝統的な装束を着ました。

学習院大学資料館研究員 田中潤さん「装束はお公家さんの制服に当たる。着ている人が外見的にわかるようになっている」

■「ずっと着ていると暑い」



学生「ずっと着ていると暑い」

これは宮中で日常的に着る「衣冠」という装束です。この衣装で蹴鞠などにも興じたとされています。

こちらは束帯という正装にあたる装束で、ひな人形の男雛の衣装として知られています。

■中でも大人気だったのは...

そして大人気だったのがこのいわゆる「十二単」です。たくさん着物を着こんでなかなか歩きづらそうですが実際には5枚の着物で構成されています。

学習院大学資料館研究員 田中潤さん「十二単は古典文学に出てくる表現。実際に十二単をみたことがない人たちが、なんでも十二単であろうという誤解が引き継がれてきて、実際は五衣唐衣裳という正式な装束」

■学生たちは

学生「重ねの色の合わせがきれい」

学生「敷布団をかぶっているみたい。重さで昔の人は大変」

学生「そもそも動くことを前提に作られていないという話をきいた。動かなくてもいいという富の象徴でもあったのかな」

色や模様に意味がある日本の伝統的な衣装。学生たちは、実際に袖を通し、当時の人々に思いを馳せて学びを深めていました。