Linux 7.0のMMCに関する変更が「完全にゴミ」としてリーナス・トーバルズに却下される

Linuxの生みの親であり、Linuxカーネルの最終的な調整役を務めるリーナス・トーバルズ氏が、Linuxの次期メインラインカーネルであるLinux 7.0のMMCに関する変更を「完全にゴミ」と称し、却下しました。
Re: [GIT PULL] MMC updates for v7.0 - Linus Torvalds
https://lore.kernel.org/lkml/CAHk-=wgnRQiKqWVrO_uF1btYM2K8r8xL95RGdKU3QLe8B58nrw@mail.gmail.com/

Linus Torvalds Rejects MMC Changes For Linux 7.0 Cycle: "Complete Garbage" - Phoronix
https://www.phoronix.com/news/Linux-7.0-No-MMC-Changes
フリーソフトウェアのLinuxは、オープンな開発体制をとっており、誰でもLinuxカーネルメーリングリストにバグ報告や修正、機能拡張パッチを公開することができます。この中から最終的にトーバルズ氏と、同氏が任命したメインテナーがコーディネーターとなって、公式版のLinuxカーネルで採用する変更を決めます。
次期メインラインカーネルであるLinux 7.0では、MMCにおける新しいハードウェアサポートや一部のKingstom製eMMCにおけるセキュア消去あるいはトリムの最適化サポートなどのさまざまな改善が予定されていました。
Linux 7.0のMMCで予定されていたアップデート内容の詳細は、以下のプルリクエストでチェックできます。
[GIT PULL] MMC updates for v7.0 - Ulf Hansson
https://lore.kernel.org/lkml/20260209133441.556464-1-ulf.hansson@linaro.org/
しかし、次期Linuxカーネルのリリースに向けて、各開発ツリーからコードを集約・統合する開発用リポジトリであるlinux-nextでのテストおよび検証が明らかに不足しているとして、トーバルズ氏はMMCに関する変更をすべて却下しました。トーバルズ氏は「完全にゴミ」「混じりっ気のない純粋なゴミ」「テストされていないクソ」と、テスト不足なコードを酷評しています。
このため、予定されていたMMCの変更はLinux 7.1のマージ・ウィンドウ以降まで待つ必要があります。
