「仕事のモチベーションが湧かない」と悩んでいる人が人生を無駄にしている理由
「今年こそは成長しよう」と思いながら、気づけば毎年同じ1年を過ごしている――。
そんな人に手に取ってほしいのが、ビジネス書『こうやって、すぐに動ける人になる。』(ゆる麻布著・PHP研究所)と、『ベンチャーの作法』(高野秀敏著・ダイヤモンド社)だ。時代と逆行するようなストイックな内容ながら、「今の時代に、ここまで忖度なく本質を教えてくれる本はない」「読んだ瞬間から、行動せずにはいられなくなる」と話題になっている。この記事では、著者のゆる麻布氏と高野氏が「2026年に成功する人の働き方」について語った対談から、その一部をお届けしよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
仕事に「モチベーション」なんていらない
――「仕事に対するモチベーションが湧かない」という悩みをよく聞きます。
ゆる麻布(以下、ゆる) モチベーションなんてあろうがなかろうが、仕事は「やる」んですよ。
仕事のパフォーマンスが気持ちに左右されてる時点でダメ。
本の中でも同じ悩みに回答していますが、こう書きました。
――『こうやって、すぐに動ける人になる。』87ページ
高野秀敏(以下、高野) 本当、その通りですよね。
モチベーションを研究している人の話を聞くと、結局は「たくさんやって、結果が出て、褒められる」から、もっとやりたくなるらしいんですよ。
いきなりモチベーションが湧くことは、ほぼない。
結果が出て初めて、少しやる気が出てくる。
だから、まずは行動することが大事です。
1番になれる「範囲」を見つける
ゆる そもそも仕事って、実は結果を出しやすいと思ってます。
勉強とか運動とか芸術で1番になるのって、そもそも超絶きついじゃないですか。
でも仕事はルールもあるし、細分化すれば誰でも1番になれる。
高野 それは間違いないですね。
みんな、勝手に1番になったらいいんですよ。
例えば、地域を絞るとか、領域を絞るとかして。
私だったら「宮城県で1番」とか「スタートアップ向け人材業で1番」とか。
なんでもいいから範囲を決めて、そこを深掘りする。
ゆる 「結果を出す」って言うと、ついすごい結果を出さなきゃと思いがちなんですけど、細かく分解していくと意外と「ここなら1番になれる」というポイントが見つかります。
そして結果が出始めると、モチベーションがどんどん高まって、さらに大きな結果につながっていきます。
「やりたいことが見つからない」みたいな悩みも含めて、だいたいの問題はこれで解決できると思ってます。
高野 同感です。
私も本に、こう書きました。
――『ベンチャーの作法』85ページ
ゆる 結局、「やれ」なんですよね。
高野 はい。自分の気持ちなんて無視して、とにかく動きましょう。
今の時代、生きてりゃ全員「メンヘラ」
ゆる あと、上司が「結果を出した人をちゃんと承認してあげる」ことはめちゃくちゃ大事だと思いますね。
高野 人にもよりますけど、ちゃんと承認してあげるだけで一気に仲良くなれる人っていますよね。
ちょっとメンヘラ気質というか。
ゆる 間違いないですね。
というか人間って、全員本質的にはメンヘラじゃないですか。
この時代を生きてりゃ、みんなメンヘラですよ。
高野 認められないとやる気が出ないっていうのは当然なんですよね。
だから認められるためにも、まずは行動が大事です。
「承認欲求」をインスタントに満たすな
高野 ただ、危険なのがSNSです。
行動や挑戦をしなくても、SNSを使えば手っ取り早く「承認欲求」を満たせてしまいます。
仕事で結果を出して承認されると「次も頑張ろう」「もっと成長しよう」となりますけど、SNSでバズったりして承認されたような気持ちになっても、その感情は湧きません。
逆に「今の自分には価値がある」「このままの自分でいいんだ」って思ってしまう。
そこには、結構大きな違いがあると思います。
ゆる 知らない人に承認されても、気持ちよくならないことですね。
僕もありがたいことにSNSでバズることはありますけど、そこまで「承認された感」はないですね。
それくらいの距離感が、ちょうどいいと思ってます。
SNSを頑張るのが悪いわけじゃないけど、やっぱり仕事の頑張りを認めてもらうことの方が大事。
それが、仕事においても人生においても、一番のモチベーションにつながると思います。
(本稿は、書籍『ベンチャーの作法』に関連した対談記事です。書籍では「なにがあっても結果を出す人の働き方」を多数紹介しています。)
