中国がイギリスのロンドンに建設を計画している新しい大使館において、機密通信ケーブルに近接した隠し部屋の存在が明らかになりました。イギリス日刊紙のTelegraphが入手した未修正の設計図によると、ロンドンの金融街へ機密性の高い金融データを送信する光ファイバーケーブルのすぐ隣に隠された一室が配置されることが懸念されています。

Uncovered: Secret room beneath Chinese embassy that poses threat to City

https://www.telegraph.co.uk/news/2026/01/12/revealed-china-embassy-secret-plans-spy-basement/?WT.mc_id=tmgoff_tw_post_embassy-secret-plans-spy-basement/



Chinese UK 'Super embassy' to feature ‘hidden chamber’ alongside ‘Britain’s most sensitive communication cables’, claims report - 'spy basement' plans cited as security concern, but true purpose unclear | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/networking/chinese-uk-super-embassy-to-feature-hidden-chamber-alongside-britains-most-sensitive-communication-cables-claims-report-spy-basement-plans-cited-as-security-concern-but-true-purpose-unclear

ロンドンの中央区、イースト・スミスフィールドにある旧王立造幣局跡地に、中国がヨーロッパ最大規模となる外交拠点「スーパー大使館」の建設を計画しています。この敷地面積は2万2000平方メートルに及び、以前の保守党政権下で計画が始まって以来、機密性の高い通信インフラに近いことから、常に論争の的となってきました。



Telegraphが独自に入手した設計図によれば、このスーパー大使館の地下には計208もの秘密の部屋が作られる予定であることが判明しました。特に深刻な懸念を呼んでいるのは、シティ・オブ・ロンドンの金融街や数百万人のユーザーのインターネット通信を支える光ファイバーケーブルが走るマンセル通りのすぐ隣に謎の部屋一室が配置される点です。

また、設計図には強力な排熱システムの設置が記されており、これは諜報活動に用いられる高度なコンピューターなどの熱を発する機器の設置を示唆しているとTelegraphは主張しています。



さらに大きな懸念材料となっているのは、この部屋の地下外壁を一度解体して再建するという計画です。これにより、中国当局者はイギリスの経済的機密を運ぶ光ファイバーケーブルからわずか1.7メートルほどの至近距離に位置することになります。

専門家は、これほど近い距離であればケーブルへの物理的な接触や光の漏洩を利用した傍受が可能であり、経済的なインテリジェンスを狙った格好の標的になり得ると警告しています。

イギリス保守党のアリシア・カーンズ議員は「スーパー大使館の建築計画は重要インフラの中心に経済戦争の『発射台』を設置するようなものだ」と強く批判しています。しかし、キア・スターマー首相は今月末に予定されている中国での習近平国家主席との会談を前に、この大使館計画を承認する見通しであると伝えられています。

ロンドン市の広報担当者は、国家安全保障の専門家が全プロセスに関与し、懸念事項には対処済みであると述べていますが、イギリス国内では国家安全保障上のリスクを巡る議論が再燃しています。