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「今年こそは成長しよう」と思いながら、気づけば毎年同じ1年を過ごしている――。
そんな人に手に取ってほしいのが、ビジネス書『こうやって、すぐに動ける人になる。』(ゆる麻布著・PHP研究所)と、『ベンチャーの作法』(高野秀敏著・ダイヤモンド社)だ。時代と逆行するようなストイックな内容ながら、「今の時代に、ここまで忖度なく本質を教えてくれる本はない」「読んだ瞬間から、行動せずにはいられなくなる」と話題になっている。この記事では、著者のゆる麻布氏と高野氏が「2026年に成功する人の働き方」について語った対談から、その一部をお届けしよう。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)

「初出社」で見抜かれる「ダメな人」

――新年の初出社で「この人、仕事できるな」と感じる人がやっていることって、何かありますか?

ゆる麻布(以下、ゆる) まず、仕事ができる人って、お正月でも仕事のこと考えてます。
「年始から何をやるのが一番効率いいかな」とか。
 だから、年末年始休みだからって気を抜いて、ぼーっとして初出社を迎えるような人はそもそもダメ(笑)。

高野秀敏(以下、高野) わかります。
 優秀な人って「ようやく仕事ができる!」みたいな顔して出社しますよね。

ゆる あとは、新年会ですね。
 優秀な人は、新年会に喜んで行きます。
「めんどくさいな」とか文句言ってる人は論外です。

 ああいう場に顔を出すことで、普段関わらない他部署の人とも自然につながれる。
 その価値って、めちゃくちゃ大きいと思います。

 だから本にも、こう書きました。

忘年会をサボるやつは、人間関係で泣く。
――『こうやって、すぐに動ける人になる。』193ページ

飲み会を断るやつに、「仕事ができる人」はいない

ゆる そもそも新年会に限らず、「飲み会が嫌だ」って言ってる人で仕事ができる人、あんまり見たことないです。

高野 わかります。
 最近は「早く帰りたい」「飲みに行きたくない」って人もいますよね。
「お酒が飲めないから」と言う人もいますけど、ノンアルでいいんですよ。
 今どき無理に飲ませてくる人も、そこまで多くない。
 大事なのはお酒を飲むことじゃなくて、コミュニケーションを取ることですから。

ゆる むしろ、お酒なんか飲みたくないですよ。
 最近はほぼ飲んでないですけど、めちゃくちゃ快適ですもん。
 酒なんか、飲まないに越したことはない。
 高野さんも、あんまり飲まないんでしたっけ?

高野 まったく飲まないわけじゃないですけど、飲まなくていいなら飲まないですね。

飲み会では、無理に「自分の話」をしなくてもいい

高野「飲み会で話すのが苦手」という人もいますけど、それなら聞き役に回るのもいいですよね。

 自己紹介ならぬ、「他己紹介」もおすすめです。
「◯◯さんって、こんなことやってるんだよ」と、他の人の魅力を場に引き出してあげる。
 自分の話をするのは苦手でも、人の良いところに気づける人は、ぜひやってみてください。

ゆる それ、口下手な人にとっては、めちゃくちゃいいですね。

高野 あとは、実際にやってみて面白かったんですけど、順番に「人生のハードシングス」を語るっていうのもおすすめです。

ゆる ファシリテーター的な人がいて、テーマを設定して順番に話すんですよね。
 普段できないような話もできて、一気に内容が濃くなりますよね。

「仲が悪い」って、めっちゃコスト

ゆる 僕、気づいたんですけど、職場において「仲が悪い」ことって、めちゃくちゃコストだと思うんです。
 なぜなら仲の悪い会社って、チャットの量が異常に多い。

高野 話すのが嫌だから?

ゆる そう。
 だから一言言えば済む話なのに、「これ、どうやったらやってもらえるかな?」って、何分もかけてメールやチャットの文面を考えていたりする。
 余計な頭を使わなきゃいけなくなるし、めちゃくちゃ時間の無駄ですよね。
 コミュニケーションコストがめちゃくちゃ上がるんです。

高野 仲良くなるだけで、仕事のしやすさって圧倒的に変わりますよね。

ゆる そうそう。
 人って仕事だけの関係だと、なかなか仲良くならないじゃないですか。
 だから、公私混同しまくった方がいい。
 そのほうが結果的に仕事はうまく回る。

高野 普段あまり関わらない人とも、ちょっとした会話から関係が生まれることもあります。
 飲み会は、その絶好の機会ですよね。

(本稿は、書籍『ベンチャーの作法』に関連した対談記事です。書籍では「なにがあっても結果を出す人の働き方」を多数紹介しています。)