【香港ヴァーズ】菊花賞馬アーバンシック 海外で復活Vなるか!? 凱旋門賞3着のソジー、ゴリアット、ジアヴェロットら多士済々のメンバーが揃う

アーバンシック(c)SANKEI
「これが世界の競馬だ!」――カランダガンがジャパンCで凱歌を挙げてから早くも2週間が経過し、世界のホースマンたちは香港に目を向ける。競馬界を盛り上げる冬の風物詩、香港国際競走の開催が間もなくに迫った。
アメリカで開催されるブリーダーズCのように、各カテゴリーで頂点を決めるのが香港国際競走の特徴。
メインである香港カップを筆頭に、スピードキングを決める香港スプリント、世界最強マイラーが決まる香港マイル、そしてクラシックディスタンスの王者を争う香港ヴァーズの国際GⅠ4戦には例年、世界各国からトップホースが参戦することでも知られ、日本からは今年も7頭の出走を予定している。
昨年は勝ち星を挙げられなかったが、香港マイルとカップではそれぞれ2着に入るなど、存在感を見せつけてきた日本馬たち。
今年も7頭中GⅠ馬が6頭という豪華な顔ぶれ。それだけに3年ぶりの勝利を期待してもいいだろう。
まずは日本時間12日の15時10分に発走を予定している香港ヴァーズから。
4レースの中で地元の香港馬が唯一苦戦しているレースで、過去10年の成績を見ると日本馬と欧州からの遠征馬がそれぞれ5勝ずつを分け合うという状況。そうした構図は今年も続きそうだ。
そんなレースに日本代表として挑むのは、昨年の菊花賞馬アーバンシックだ。
デビューしてからしばらくはスタートに難を抱えていたがそれでも皐月賞4着などで才能の片鱗を見せていた大器。
秋になるとセントライト記念で重賞初制覇を果たし、菊花賞はスローな流れから直線で豪快に伸びて完勝。後の天皇賞(春)の勝ち馬、ヘデントールを子ども扱いする姿は紛れもなく世代最強馬のそれだった。
だが、その後のアーバンシックは苦戦を強いられることに。1番人気の有馬記念では出遅れて6着に終わると、4歳になった今年は3戦未勝利。
出遅れ癖は相変わらずで宝塚記念は後方か動けないままの14着とまさにどん底にいた。
しかし、秋になってアーバンシックは再び輝きだした。天皇賞(秋)では11番人気の低評価ながら勝ち馬と0.2秒差の5着に健闘。
適距離よりも短い印象の2000m戦でこれだけ走れたのは収穫と言えそう。この時は坂に入ってから置かれた感じもしただけに直線が平たんなシャティン競馬場なら一発があるかもしれない。
最大のライバルとなりそうなのが昨年のジャパンCにやってきたフランスのゴリアット。
今年もバーデン大賞を制するなど力はまだまだ衰えていない。他にも凱旋門賞3着のソジー、昨年のこのレース勝ち馬ジアヴェロットら多士済々のメンバーが揃っている。
■文/福嶌弘
繁殖牝馬は縦社会!? オークス馬・ユーバーレーベン 新米ながらボスに君臨【もうひとつの引退馬伝説】
【華麗なる武一家】"サイレンススズカ" 武豊「自身が乗った中で一番強い馬」
【クセ強名馬】二冠馬エアシャカール「アタマの中を見てみたい」武豊も思わず激怒!?
