ソニーのゲーム機であるPlayStation 5(PS5)のディスクドライブ搭載モデルには、Ultra HD Blu-ray対応ドライブが内蔵されていますが、音楽CDを直接再生することはできません。また、USB接続の外付けCD-ROMドライブにも対応しておらず、通常PS5ではCDで音楽を再生することはできません。しかし、ゲーム機を中心にさまざまなガジェットのメディア対応を検証するYouTubeチャンネル・Will It Work?が、どうにかしてPS5でCDを再生しようと試みています。

How to play CDs on the PS5. - YouTube

PS5やPS4は、Xboxや一般的なBlu-rayプレイヤーとは異なり、CDの読み込み機能が排除されているため、通常の方法では音楽CDやデータCDを再生することができません。一般的な外付けUSB光学ドライブを接続してもPS5はそれらを認識しませんが、Will It Work?によると、台湾メーカーであるライトン製ドライブの一部に搭載されている「Link to TV」機能を使用することで、この制限を回避できるとのこと。



Link to TVは本来スマートテレビ向けに設計された機能で、ドライブを特別なモードに切り替えることで、挿入したCDやDVDの中身を読み取り専用のFAT32 USBメモリとしてホストに見せかけるというもの。トレイを開けてイジェクトボタンを長押しし、LEDが緑に点灯したらLink to TVモードに切り替わります。



Link to TVモードを使うとPS5はCD-RWをUSBストレージとして認識するため、メディアギャラリーやミュージックアプリからMP3やMPEG-4動画、JPEG画像を再生することが可能です。



この方法を利用すれば、通常のCD-RWだけでなく、PS5のスロットローディング式ドライブに入れると取り出せなくなる危険がある8cmのミニCDや名刺型CDであっても、安全に読み込むことができるとのこと。



ただし、PS5のメディア実装には制約があります。特にMP3はディスク直下の「music」という名前のフォルダ内に格納されていなければミュージックアプリに表示されません。従来のオーディオブック形式のMP3 CDはこのフォルダ構成を満たしていないため、PS5では再生できません。また、通常の音楽CDのリニアPCM再生はこの方法でも不可能で、あくまでデータCDとして振る舞える場合に限って機能します。



さらに、音声トラックとデータトラックが混在するCD EXTRAについても、データトラックはマウントされるものの、QuickTimeのSorensonなどの古いコーデックには対応しないため、再生できません。また。MPEG-4動画であっても、拡張子やプロファイルの問題で認識されないため、市販のメディアを楽しむ目的には適していません。



つまり、Lite-OnのLink to TVモードを使えば、自作のデータCDに入れたMP3、MPEG-4動画、JPEGはPS5で再生可能。ただしMP3はルート直下のmusicフォルダ必須、写真や動画はルート直下ではなく任意名のフォルダ配下に置く必要があるというディレクトリ要件があります。Will It Work?は、「PS5でCDを再生させる裏技は、フォルダ構成を適切に管理して自分で書き込んだメディアを利用する場合のみ有効」と結論づけました。