【ファンキー通信】外国人は肩がこらないって本当!?

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 肩こり大国、ニッポン。女性の体の悩みでも上位にランクインするほど、肩こりは日本人の切実な悩みのひとつとなっています。

 かくいうワタシも肩、首、腰の“コリ”とともに生きている女子のひとりなのですが、つい先日、耳を疑うような噂が飛び込んできました。なんと、外国人は肩がこらないというのです! しかも、英語には肩こりという単語がないのだそう。え〜っ! 羨ましすぎる〜っ!! でもそれって本当?

 「確かに、欧米人には“肩こり”という概念がありません。あのケント・デリカットさんも日本に来て半年間、肩こりがどういうものなのかわからなかったそうです。でも肩こりが全くない、というわけではありません」(テラフィあけぼの橋按摩指圧マッサージ師・鍼灸師 長沼良和さん)

 欧米人の場合、肩こりの症状を「(肩が)こっている」とは言わず、「(肩が)痛い」と表現するのだそう。とはいえ、筋肉の質が日本人とは違うため、日本人ほどあの症状に悩まされたりすることはない、とのこと。また、コリのほぐし方の好みも、欧米人と日本人とでは大きな違いがあるそうです。強い力でツボを指圧したり、揉みほぐしたり“痛みを伴う方法”を好むのが日本人の傾向。でも欧米人はオイルマッサージや、足の裏をやさしくマッサージするリフレクソロジーなどを好むそうです。

 筋肉質に合った方法がそれぞれにあるというのもひとつの理由ですが、文化の違いも肩こりに関係しているそうです。

 「欧米人に比べて日本人は、リラックスして働く・・・という考え方が少ないですよね。特に団塊の世代の人たちは、“働いてなんぼ”の美学が強いですから、その気負いやストレスが肩こりにつながっているのでは? その点欧米人は、ストレスを溜めない働き方をするタイプが多いと思います」(同)

 肩こりを放っておくと、リンパの流れを悪化させ、頭痛や自律神経失調症を引き起こす原因になります。こまめにマッサージをして、コリを溜めないよう気をつけることが大事です!(坂井あやの/verb)

■関連リンク
テラフィあけぼの橋 - 文中でコメントを寄せた長沼良和さんの指圧整体院のWebサイト