JRT四国放送

写真拡大 (全22枚)

閉幕まで残り4日に迫った、大阪関西万博。

県内で活動する企業・団体による、食やテクノロジーに関するイベントが、10月8日から行われています。

◆万博に「藻藍部」のブース

これは、県関係企業の海外発信を促進するため、宇宙やフードとテクノロジーを組み合わせたフードテックなどをテーマとして、県が大阪・関西万博の関西パビリオンで開催しています。

物販や展示を行うブースには6つの団体が出展していて、その中のひとつ「藻藍部」のブースでは、アイゴを使った食品の展示販売が行われています。

■海の厄介者「アイゴ」

「これがアイゴと呼ばれる魚」

アイゴとは、背びれや尻びれに鋭いトゲがあるのが特徴の魚で、海藻を好んで食べます。

そのため、美波町の海では海藻が茂る「藻場」が激減していて今、問題になっています。

■アイゴで商品開発

そうした問題を解決しようと2023年、町の漁協や水産会社などが「藻藍部」という団体を立ち上げ活動しています。

アイゴは扱いに手間がかかることから、網に入ってもすぐに海に帰され、あまり水揚げされません。

「藻藍部」ではアイゴを使って商品開発を行い、多くの人に知ってもらおうと今回のイベントに参加しました。

■万博をきっかけに全国にPR

(藻藍部・平田大祐さん)
「実際に展示してみると、われわれが活用しているアイゴっていうのは認知度がないなっていうのが実感してまして」
「こういった機会をいただけたことは、アイゴっていうお魚が全国に広まるいいきっかけだなと思います」

■フィッシュカツ・生ハム

こちらのブースでは、アイゴのフィッシュカツとアイゴで作った魚の生ハムを試食することもできます。

(お客さん)
「カツの方は若い子から年配の方まで食べられそうな気がしました」
「生ハムも魚という感じじゃなくて、お刺身感はあるんですけど、すごいよかったです」

(藻藍部・平田大祐さん)
「すごくみなさん美味しいと言っていただいていて、実際にパンフレットでお魚の姿を見せると」
「知らなかった、こんな見た目なのって驚いてくれてます」

■ミシュラン料理人がお弁当も

また8日は、ミシュランの星付きの日本料理人、島村雅晴さんがアイゴなどを使ったお弁当を披露しました。

(お客さん)
「しっかり歯ごたえもあって、美味しかったです」
「白身魚だとサッパリした感じがあるんですけど、これは魚の脂の味もして美味しかったです」

(雲鶴・島村雅晴さん)
「アイゴは傷みやすい魚なので、最初の段階でいかに丁寧に下処理をしてあげるかってところが、一番大きなポイントになってくると思います」
「試行錯誤もしながら、美味しいものが出来たんじゃないかなと思います」

アイゴを美味しく食べ、そこから様々な海の問題に気づくきっかけになればと藻藍部は考えています。

(お客さん)
「どういった経緯で、これを捕まえて食べるようにするようになったかとか伺いました」

(記者)
「聞いてみてどうだった?」
(お客さん)
「すごくいい取り組みで、地元の方も頑張っているんだなと思いました」

(藻藍部・平田大祐さん)
「われわれはアイゴの美味しさを広めたいとか、アイゴをもっと食べてほしいっていう想いもありますが」
「一番はこの活動を通して、漁業者さんの生活がまた、昔のように元に戻ったりとか」
「賑わいを取り戻してくれたらという想いで活動しています」

このイベントは10月10日まで、関西パビリオン多目的エリアで行われています。