「炊飯器やケトルはもたない」50代のシンプル暮らし。手放したことで家事負担が減り心まで軽くなった
ご飯を炊く、お湯を沸かす…どちらも毎日の暮らしで自然にやっていること。その日常を支えている炊飯器やケトル(やかん)を手放したのがライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。当初は「大丈夫かな?」と心配もしましたが、不便はなく、むしろ快適になったそうです。今回は尾花さんが手放した理由と、その後の暮らしを詳しくご紹介します。

炊飯器を手放した理由は「内ブタを洗うのが面倒」
炊飯器を手放した最大の理由は、「内ブタを洗うのがとにかく面倒だった」ことです。
毎回、パッキンにつくベタつきや乾いたご飯粒を洗い落とすのに、予想以上に時間を取られていました。一方で、家族はご飯を食べ終えるとゴロゴロくつろぐことも。そんな姿を見ると、「私も早くくつろぎたい!」と思い、イライラすることが多かったのです。
ある日、内ブタのパッキンが破れ、うまく炊けなくなる事態が発生。買い替えようとしたところ、価格を見ると思いのほか高額でびっくり。「(洗うのが大変な上に)この金額!?」と買い替えをためらっていたときに、夫がキャンプでお鍋を使ってご飯を炊いていたことを思い出しました。安いお鍋ながら、おいしく炊けるのです。

試しに家でも同様の方法で炊いてみると、初めてでも難なく炊けて、内ブタがないから洗い物も本当にラク! 炊飯器で炊く気がなくなってしまいました。
予約炊きも保温もできないお鍋で困らない理由
炊飯器の機能でとくに便利に感じていたのが「予約炊き」と「保温」の2つです。お鍋でご飯を炊く場合、どちらの機能も使えなくなることが心配でしたが、手放してみると意外と困ることはありませんでした。
予約炊きについては炊飯器で炊く場合と同様に、出かける前にお米を研いで水にひたすところまでやっておけば、じつは帰宅後でも間に合うんです。火にかけて20分程度で炊き上がるので蒸らす時間を含めて、手を洗ったりおかずを用意している間にご飯も完成します。

保温についても、毎日帰宅が遅い夫によると、保温しっぱなしのご飯よりも、レンジで温め直した方が好きだというので、この問題はクリアとなりました。
ケトルは不要!お湯はお鍋で十分たりる

これまでわが家にケトルは1度も登場したことがなく、お湯はお鍋で沸かしています。なぜなら、夫も私も、独身時代に暮らしたワンルームが超コンパクトなキッチンだったため、用途が限られた調理器具を置くスペースがありませんでした。そのため2人ともお湯は小鍋で沸かしていて、結婚後もそのスタイルを続けています。
また、急須を持っていた時期もありますが、注ぎ口が邪魔になったり、内部が乾きにくかったりすることに不便を感じて手放しました。こうした経験から、ケトルも同じような扱いになることが容易に想像できたので、購入する気持ちは起きませんでした。
お鍋に変えると手入れも掃除もラクになる
炊飯器もケトルもない暮らしをして感じた最大のメリットは、「お手入れと掃除が劇的に減り、ラクになった」ことです。
炊飯器の内蓋問題が解消される以外にも、お鍋は収納できるのでキッチンに出ているものが少なくなり、掃除がしやすくなります。コードの配線問題もなく、見た目も気持ちもすっきりです。

キッチンは毎日使う場所だからこそ、少しの不便やストレスでもおろそかにせず、家事への負担を減らすことが大切と思っています。
暮らしがシンプルに。心理的負担も減った

「専用の道具を使わないとできない」と思い込んでいたけれど、じつはお鍋で十分にこなせる。そう気づいたことで、暮らしがとてもシンプルになりました。
お鍋であれば、そうそう壊れることもないし、使えない状態になったとしても別のお鍋を使えばいいだけなので慌てません。私にとっては心理的にも、炊飯器とケトルは手放して正解でした。
