トランプ氏 バイデン氏の“ゴミ発言”への批判強める

アメリカ大統領選挙が来週に迫る中、トランプ前大統領は、バイデン大統領が自らの支持者を「ごみ」と呼んだともとれる発言をしたことについて批判を強めています。中継です。

ハリス副大統領が演説で「アメリカ国民のための大統領になる」と団結を訴えた直後のバイデン氏の失言にハリス陣営には危機感が広がっています。

トランプ前大統領「バイデンは我々の支持者をゴミと呼んだ。彼はあなたたちをゴミと呼んだ。ジョーとカマラに対する私の答えは簡単だ。アメリカを愛していなければ、アメリカを導くことはできない。アメリカ国民を憎んでいては大統領にはなれない」

トランプ氏の支持者が「プエルトリコはゴミの島」と発言し反発がひろがりつつあった時に、今度はバイデン氏がトランプ氏の支持者を「ごみ」と呼んだともとれる発言をしました。

トランプ氏はバイデン氏の発言を徹底的に批判することで、プエルトリコの問題を覆い隠す狙いがあります。アメリカメディアは「選挙戦の最終盤をこの話題が支配する可能性がありトランプ氏への贈り物となるだろう」と指摘しています。

ハリス陣営には危機感が広がっていて、「5日の投開票日までバイデン氏を表に出すべきでない」という声も出ているということです。

大統領選まで1週間を切り、依然として接戦が続く中、選挙戦に与える影響が注目されています。