【ボート】細川裕子が尼崎ヴィーナスS制覇 4カドまくり差しで準優のリベンジ「1Mに神様いた」
「ヴィーナスシリーズ第16戦 尼崎プリンセスカップ」(31日、尼崎)
4号艇の細川裕子(42)=愛知・88期・A1=が4カドからまくり差しを決めて、通算16回目の優勝を2011年12月以来となる2回目の尼崎Vで飾った。2着は2号艇の平山智加(香川)。1号艇の守屋美穂(岡山)が3着に敗れて3連単は1万1130円(28番人気)の波乱決着となった。
今回でV5となった強力4号機のパワーを味方に細川が今年3回目の優勝を決めた。4カドから展開を見極めたまくり差しで人気を集めたインの守屋らを撃破した。
予選トップ通過も準優では平田さやか(東京)のまくりに屈しての2着で優勝戦に駒を進めた。雪辱を期して、ここも3コースの平田が伸び仕様でまくると想定。「伸びを我慢してターン勝負に仕上げた。スタートもきっちり行けたし、行きたいところにも行けた。(1マークに)神様がいました」と作戦通りの展開におどけてみた。
今期ラストをVで飾り、女子の賞金ランキングは6位をキープ。年末のビッグレースへ向けて大きな優勝になったが「やることは一緒。一走一走、一生懸命に走るだけ」と大きな声援に笑顔で応えていた。