ファイナンシャルプランナー井上洋介、長期投資の未来を語る「情弱と呼ばれる日が来る」

ファイナンシャルプランナーの井上洋介氏が、自身のYouTubeチャンネルで「長期投資の覚悟：『情弱』と呼ばれる日を乗り越えられるか？」と題した動画を公開した。井上氏は動画の中で、直近の長期投資について「楽しい時間は終わる」とし、今後の景気後退に対する懸念を示した。

井上氏は「景気交代によって、長期投資の楽しくない時間が長くなる可能性があるかなと思います」と述べ、過去40年間にわたる金利低下が投資リターンに与えた影響についても解説。特に「金利を下げ続けてもインフレが起きなかった」という特殊な状況が現在の好条件を生んでいると指摘した。

その上で、井上氏はインデックス投資を行う人々に対して「まだオルカン買ってんの？みたいにバカにされる時期が来るかもしれない」と警告。リーマンショック後の大きな景気交代が来る可能性に触れ、「正直良くないシグナルが多いかなと思います」「ただただお金が増える楽しい投資の時期っていうのは、もう終わりだと思っています」と強調した。

動画の中で井上氏は、長短金利の逆転やサームルールといった経済指標から、近い将来の景気後退を予測。「これが逆転が解消する前後に、景気交代が起こるとされていて、実際に図を見ると非常に分かりやすい」と語り、警戒を呼びかけた。

最後に井上氏は「過去40年間、ほぼほぼ低金利のおかげ。これを理解しておくことが重要」と述べ、今後の長期投資に対する心構えを追求する必要性を強調した。そして、「お金の増え方が全然違った」「楽しいだけが長期投資ではない」と結び、視聴者に対して慎重な投資姿勢を求めた。

井上氏は「この動画が面白かった、役に立ったという方はぜひチャンネル登録、高評価、そしてシェアもお願いします」と締めくくり、個別相談サービスの案内も行った。一貫して視聴者に対する実直なアプローチが印象的な動画であった。