バイエルンのハリー・ケイン Photo/Getty Images

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ブンデスリーガ首位のバイエルン・ミュンヘンで、今季もすでに9ゴール4アシストと大暴れのFWハリー・ケイン。今季こそ念願のタイトルを獲得するため、エンジン全開で突っ走っている。

そんなケインにも、昨年ドイツに到着して以来ずっと手を焼いている“強敵”がいる。それはドイツ語の習得だ。昨季開幕前のスーパーカップでは、PKをめぐる微妙な判定が下された際に主審に何を言うべきかわからず、沈黙するケインの姿が話題となった。

それからケインのドイツ語は上達したのかといえば、あいかわらずのようだ。バロンドール授賞式で最優秀ストライカーに贈られるゲルト・ミュラー賞を受賞したケインだったが、ドイツ語が上達したかと尋ねられると一言「Nein」と答えた。

その後ケインは英語で「僕は学んでいて、週に2回のレッスンを受けています。FCバイエルンには良い先生がいるんです。僕にとっては難しいですが、何年もそこにいて、いつか少しドイツ語を話せるようになりたいです」と語っている。

ケインのドイツ語に関してはたびたびネタにされており、昨年12月のチャンピオンズリーグの試合後にも話題となった。司会者のローラ・ウッズ氏と解説を務めたリオ・ファーディナンド氏はケインにいくつかドイツ語で話してみてとオファーしたが、ケインは嫌がっている。

「いや、それはできない。EUROに出場する夏までとっておくよ」「でも、週に2〜3回レッスンを受けているけど……」

ケインはそんなふうに答えてお茶を濁していた。果たしてケインがこの強敵に打ち勝つときはやってくるのか。挙げている成績を見るかぎり、ストライカーとしての仕事に支障はないようだが。