◆米大リーグ ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース―ドジャース(29日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、3勝0敗で王手をかけて迎えたワールドシリーズ第4戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目は遊飛、3回先頭の2打席目は中飛に倒れた。

 3連勝で4年ぶりのワールドシリーズ制覇へ王手をかけているドジャースは、初回に1死二塁からフリーマンの4戦連発となる2ランで先取点を奪取。ワールドシリーズ4試合連続の先取点で幸先いいスタートを切った。

 ブルペンデーのドジャースは、レギュラーシーズンでわずか3登板の25歳右腕のカスペリアスが先発。初回は1死から2者連続四球を与えるも無失点で切り抜け、2点リードの2回も1死二、三塁のピンチを1失点で乗り切ってリードを守った。

 3回は37歳のベテラン右腕・ハドソンが2番手で登板。ジャッジに死球を与えるなど1死満塁のピンチを迎えると、リゾは遊飛に打ち取ったが、ボルピに逆転満塁本塁打を浴びて、試合をひっくり返された。ドジャースがリードを奪われるのは第1戦以来、3試合ぶりで3点のビハインドは今シリーズ最多となった。満弾をベンチで見届けていた大谷もぼう然とした表情を見せていた。