【日本シリーズ】ソフトバンク2連勝 鷹軍団が胴上げへ一直線

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山川穂高(c)SANKEI

<2024年10月27日(日)SMBC日本シリーズ第2戦 横浜DeNAベイスターズ 対 福岡ソフトバンクホークス @横浜スタジアム>

パ・リーグ王者ソフトバンクが敵地でDeNAに6-3で勝ち、2連勝とした。

初回山川穂高内野手(32)のシリーズ1号2ランで先制、4回までに6点を奪って主導権をを握ると、モイネロ(28)が7回途中3失点と試合を作り4投手のリレーで逃げ切った。

第3戦は29日、ソフトバンクの本拠地福岡へ舞台を移して行われる。

山川の打球は高々と舞い上がり、左翼スタンド最前列に飛び込んだ。

DeNA先発大貫のカーブを狙い打っての先制2ラン。やはりパ・リーグ本塁打、打点の二冠王のバットは伊達ではない。

「先制できていい流れで行けたと思うので、よかったです。追い込まれていましたが、2死一塁だったんでしっかり狙っていきました」と顔をほころばせた。

3回に牧原の2点タイムリーなどで3点を奪うと、4回には再び山川が6点目となるタイムリーを放ち、試合の行方をほぼ決定づけた。

しかし、4回まで1安打投球のモイネロが、5回に4連続長短打で2点を失い、7回2死から連続長短打を浴びて降板。

代わった尾形が牧にタイムリーを許し3点差に詰め寄られた。

打線もDeNAブルペン陣の前に、5回以降は一人も走者を出せない厳しい状況となったが、ヘルナンデスーオスナ「勝利の方程式」が機能し、きっちり締めくくった。

特にオスナは前日、5-0の9回に3失点と乱調を露呈していただけに、今後の起用を考えるとこの日の3人斬りは大きなプラス材料となった。

小久保監督も「5回以降は非常に苦しい展開で、最後ヘルナンデスとオスナが3人づつで切ってくれたんでね。最後は締まったゲームになったなと思います。打線は前半うまくつながって6点入った中で、このゲームを逆転されるとこのシリーズを左右するという後半だったんでね。しっかり逃げ切ることができてよかったです」と胸をなでおろした。

ソフトバンクは敵地で2連勝し、本拠地福岡へ戻る。

「あと2つ勝つということなんで。あとは福岡に帰ってホークスファンの前でいいプレーをしたいと思います」と指揮官が言えば、山川も「いい所で打てるよう頑張りますけど、とにかく勝てれば何でもいいと思うので」と勝利のみを追求する姿勢はこれまでと変わらない。

地元胴上げへ、鷹軍団の勢いは止まりそうもない。


テレ東リアライブ編集部