「有害駆除の現場に悪い影響」原告側が最高裁に上告 札幌高裁判決を不服 猟銃許可取り消し訴訟
北海道砂川市で6年前、ハンターの男性が市からの依頼でヒグマ駆除のために発砲し、その後、猟銃の所持許可を違法に取り消されたとして訴えを起こした裁判で、さきほど男性の弁護士が札幌高裁の判決を不服として最高裁に上告しました。
上告したのは砂川市のハンター・池上治男さんです。
池上さんは2018年、ヒグマ駆除のため市からの依頼で発砲した際、周囲に人家があったことを理由に銃の所持許可が取り消され、その後、処分は不当だとして道に撤回を求めています。
1審の札幌地裁では池上さんの主張を全面的に認め、処分の取り消しを言い渡しましたが、今月18日の2審判決で札幌高裁は1審判決を取り消し、池上さんの訴えを棄却しました。
池上さんの弁護士は取材に対して「有害駆除の現場に悪い影響を与える判決であり、争わなければならない」と述べています。