ユニクロ・無印良品「ブランド品のよう」「過去最高の出来」秋冬の傑作アイテム4選
今回のユニクロCのシャツは肩の落ち方や細かなデザインディティールまで一枚でそれっぽく見せることができる逸品。素材もいうことなしで、3990円でよく出せるなと感心する光沢感と膨らみのあるコットン。
ベーシックなシャツはこれからの季節多用することでしょう。今のうちにぜひ。
◆▼UNIQLO JW anderson
・チェスターコート 1万4900円
さらにユニクロJWアンダーソンコラボ。スペインの老舗ハイブランド・ロエベを生まれ変わらせ、現代のトレンドセッターまで上らせたデザイナーJWアンダーソン。現在世界でも指折りの人気デザイナーであり、ユニクロとのコラボは奇跡に近い!
今回もまた少々マニアックな提案がありました。
◆他ブランドがつくったら3万円では収まらない
こちらは世界3大ツイードの一つドネガルツイードを模した素材を使ったチェスターコート。凹凸のある生地感は従来のユニクロでは絶対にない高級なもの。厚みもあり、がっしりとしていてるでヴィンテージコートのようです。
肩周りなどは特別ゆったりとしたものではなく、裾に向けて生地が広がるような形。たっぷり使った生地でラグジュアリーに見えるけれど、どこか古めかしい部分があり「ヴィンテージの高級コート」のイメージで着用できる。
1万4900円とユニクロとしては高価ですが、他ブランドがつくったら3万円では収まらないほどでしょう。ヴィンテージ好きには特におすすめです。
◆▼MUJILabo
・紳士 カシミヤ混チェスターコート 2万9900円
最後はコラボではありませんが、特別ライン。無印良品が今年からリブランディングして再スタートしたMUJILabo。今回のカシミアチェスターが過去最高の出来!
なにしろカシミアとウールを高混率で実現した生地! リサイクル生地とはいえ(端材を使ってもう一度生地にする技術、日本では尾州地域で有名)ちゃんとカシミヤウールの風合いは再現できているし、さらに高級コートの代名詞的仕様であるリバー仕立ても採用。
◆コートの中でもハードルの高い仕様に挑戦
リバーとはつまり裏も表になってるということですが、縫製が目立たずエアリーで美しいドレープが生まれるため、ラグジュアリーブランドがよく採用する仕立てです。ただし、手間が大変かかるため、量販店などでは使うことができません。
2万9900円と高価ではありますが、「カシミアウールのリバー仕立て」というコートの中でもハードルの高い仕様に挑戦して、この値段に落ち着けたのは奇跡!
さらにたっぷり着丈でルーズな印象になっており、トレンド最前線の作り。これはもうブランドものとして10万円くらいで並んでいても違和感ない! 生産数もさほど多くないみたいですから、実需期になる前に完売しそう。急げ!
以上、今買えるファストファッションコラボ品、でした!
―[メンズファッションバイヤーMB]―
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)