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 巨人との激闘を制したCSファイナルS第6戦から一夜明けた22日、「左ふくらはぎ肉離れ」を抱えるDeNA・東克樹投手(28)が26日開幕の日本シリーズ中に復帰する可能性が出てきた。三浦監督が「可能性は見えてきています。ただ、まだ段階を踏んでいるところはありますが…」と示唆した。

 12日の阪神とのCSファーストS第1戦での走塁で負傷し、翌13日に登録外。ファイナルSではチームに同行し、東京ドームでは軽いランニングなどもこなした。20日にはブルペンで捕手を立たせて投球練習。「肩は全く問題ないけど、足はまだ力が入らない」と説明し、「当然、準備は進めていく」と日本シリーズでの登板に意欲を燃やし続けてきた。

 ソフトバンクは7年前の17年日本シリーズで激突し、2勝4敗で敗退した相手。選手には「リベンジ」の気持ちが強く、17年ドラフト1位で当時を知らない東も雰囲気に押され、気持ちを高めている。

 登板可能なら29日からの敵地での第3戦以降が見込まれる。レギュラーシーズンでは13勝。98年以来26年ぶりの日本一へ「成り上がる」ためにも、エースの復帰がかなえば心強い。三浦監督は「先発を引っ張ってくれる大きな存在。しっかりリハビリして戻ってきてもらいたい」と期待を膨らませた。(大木 穂高)