先進国の中でも女性の人権の意識がかなり低い日本。10月22日「長野智子アップデート(文化放送)」では、先日ジュネーブで開かれた女性差別撤廃委員会の日本の女性政策を審査する会合を取材したジャーナリストの浜田敬子にどれくらい日本は遅れているのかを聞いた。 

浜田「日本は今回8年ぶりの審査なんです。外国の委員の方たちが日本に対して前回までにいくつも勧告を出しているんです。夫婦別姓なんか3回も勧告を出していて、まだ変わっていない。日本は前回までの宿題を積み残しているというようなことを言われたりだとか、オーストラリアの委員からは『先進国の中のリーダー的存在の日本がこのような時代遅れの制度がまだ残っているのか』みたいなことを発言されたと会見でおっしゃていたんですね。改めて日本はジェンダーの格差、不平等が放置されている。しかもこれを国連から言われないと変えられない」 

長野「ていうか、言われても変えない。今回、日本側のそれに対する答えが全然変わってない。ずっと同じことを言い続けてるじゃないですか」 

浜田「そうなんですよ。政府の答弁を聴きましたけど、ひどくて、無理解というか、海外の委員はそのことを聞いてるんじゃなくて、ポイントがずれているみたいなことがありました。しかも海外の委員の質問を聞いていると、成長してるんですよ。政府はマイノリティーの人権を考えたような答弁をしていなくて、海外の委員に指摘されるってどういうことみたいな…」