[写真]=Lega Pallavolo

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 セリエA第4節が日本時間21日に行われ、石川祐希が所属するペルージャは垂水優芽が所属するチステルナと対戦し、3ー1(19ー25、25ー15、25ー16、25ー18)でペルージャが勝利し、開幕4連勝となった。

 石川と垂水が互いにスターティングメンバーからは外れた今試合。石川は第1セット中盤、チステルナに5点のリードを許した場面で途中出場し、6ー11の場面ではコート後方への鋭いスパイクで得点した。その後第1セット終了までコートに立った石川だったが、レセプションの乱れやハイボールの処理に課題が残り、このセットでの得点は1点に留まった。チームとしても流れに乗りきることができず、第1セットはチステルナが奪う。

 続く第2セットでは、チステルナでアウトサイドヒッター(OH)として出場していたエファ・バイラムがプレー中に顔面を負傷したことにより垂水が交代でコートに立った。思わぬ形での出場となったなかでも垂水は安定したレセプションでチームを支えたが、ペルージャの攻撃を抑えきることができず第2セットはペルージャが奪い返した。

 第3セットは序盤こそ互角の戦いを見せたものの、ペルージャが徐々に点差を離す展開となった。5点差に開いた場面で再び垂水がコートに入るも、チームは守備が乱れる場面が続いたことや、攻撃のミスが目立ったことから大きくリードを許す展開となり、第3セットもペルージャが連取した。

 あとがないチステルナは第4セット、序盤にリードを奪い試合を優位に進める展開になるかと思われたが、ここまで無敗のペルージャは簡単には引き下がらない。流れを変えたのは14ー13の場面、OHオレフ・プロトニツキーの3連続サービスエースだった。チステルナは垂水を再びコートに送り込み、それに応える形で14ー18の場面に華麗なバックアタックを見せたが、ペルージャの勢いを止めることはできず、第4セットもペルージャが奪った。

 互いに途中出場という形でコートに立ったものの、ネットを挟み同時にプレーをする姿は見られなかった今試合だが、試合後には2人が笑顔で映る写真をチステルナの公式SNSが投稿し、ファンからの喜びの声も寄せられている。今後の日本人対決はもちろん、10季目となる石川と自身初の海外挑戦となる垂水のそれぞれの戦いに期待したい。

 次戦、ペルージャは28日(月)2:00からトレンティーノと、チステルナも同日同時刻にルーベと対戦する。

■試合結果

ペルージャ 3ー1 チステルナ

第1セット 19ー25
第2セット 25ー15
第3セット 25ー16
第4セット 25-18