ワールドシリーズ進出を決め、チームメートと喜ぶ大谷(中央)ら(提供・共同通信社)

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 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース10−5メッツ」(20日、ロサンゼルス)

 ドジャースが2020年以来、4年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。試合後、歓喜の輪へと向かう中で大谷翔平選手が優しさを見せたシーンがあった。

 歓喜の輪へと向かう途中、後ろを振り向いた大谷はスピードを緩めて右手をあげた。視線の先には右足首を痛めているフリーマンが。足を引きずりながら笑みを浮かべて向かうベテランの肩を支えて、一緒に歓喜の輪へと向かった。

 今季、開幕直後に調子が上がらない中でも支えてくれた存在だったフリーマン。移籍1号を放った際にはホーム付近で手をたたきながら優しい笑みを浮かべて出迎えてくれた。

 シーズン中、何度も言葉をかわし、ホームランを放った際には2人でお辞儀ポーズをかわすなど親交を深めた。地区優勝を決めた際に右足首を負傷し、シャンパンファイトに参加できなかったフリーマンとは、後ほど2人で記念撮影した。

 この日、フリーマンはスタメン落ち。打撃の状態や試合後に右足首を引きずっている様子を見れば、状態が万全でないことは明らかだった。ただチームを支えてきた殊勲者に変わりはない。大谷の行動から思いがにじみ出ていた。

 マウンドに到着するとベッツと抱擁をかわし、大谷が笑みを浮かべながら見つめた。ドジャースの中心を担うMVPトリオ。大谷は試合後、「ここまでも苦しい試合も多かったですし、全員で本当につかみとった素晴らしいゲームが多かったなと思います」と明かしていた。