スポニチ

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　将棋の藤井聡太竜王（22）＝王将を含む7冠＝が挑戦者に佐々木勇気八段（30）を迎える第37期竜王戦第1局は19日、福井県あわら市の「あわら温泉　美松」で1日目が始まり、戦型は先手・佐々木の矢倉へ進んだ。佐々木が矢倉を指すのは1月のA級順位戦以来。藤井は8月の王位戦第4局以来。藤井が5勝2敗（未放映のテレビ対局は除く）でリードする佐々木戦では、過去1局もなかった。

　角換わり5局、相掛かり2局の内訳で、両者の対戦では前回10月5、6日の竜王戦第1局まで4局連続角換わりだった。第1局は藤井が117手で勝利。今回先手になった佐々木は、シリーズの流れを引き寄せるためにも勝利をより強く意識するはず。そこで繰り出した矢倉の選択にどんな準備が秘められているのか、注目される。

　午前10時のおやつは藤井が「黄金の梅とあわら産そばの実マカロン」、佐々木は「あわらとみつ金時チーズケーキ」と「あま〜いパイナップル大福、いちご大福」。