腐った肉

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中国・雲南省昆明市の中学校の食堂が腐った肉を調理して生徒に提供していた疑いが持ち上がった。

このほど同市官渡区の長豊学校の食堂の厨房で撮影された映像には、保護者とみられる人物らが厨房内の食材のにおいなどを確認して「におう」などと話す様子や、中学校が開いた説明会で「異臭のする肉を私たちの子どもに食べさせたのか!」など大声を上げる様子などが映っていた。

現地メディアによると、現地の市場監督管理局は17日に、食材の豚肉などから異臭がしているのを確認したと明らかにした。食堂は封鎖され、同校および食堂運営会社に対する調査が行われているという。

中国では食の安全に関する問題がたびたび起きており、ネットユーザーからは「腹立たしい」「食の安全問題が学校にまで蔓延している」「もうこういうのなくなってくれないかな」「食の問題が指摘されて久しいのにいまだにこんな状況なのか」「食堂の従業員らはそれを自分の子どもたちに食べさせろ」「大事件なのに、なぜ(SNSで)トレンド入りしない?」「子どもたちが異臭のする肉を食べさせられていたと思うと、心が痛む」「厳しく調査し、厳罰を下せ」といった声が上がった。

また、「1件見つかるということは、その裏には見つかっていないケースが多数あるということ」「実際、多くの学校で同じようなことがあるんだろうな」「学食の通常運転の気がする。学食で出される肉が、火が通る前にどんな感じだったかなんて、怖くて想像できない」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)