「私は絶対殺していない」…!ドンファン妻・須藤早貴被告が「独占取材」に明かしていた「動機がない重大理由」

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野崎氏との「性生活」

野崎氏とは、'17年末に知人の紹介で出会った。初対面でプロポーズされ、100万円をわたされた。「殺害の動機は遺産目当て」と言われていることについては、きっぱりとこう言い切った。

「社長からは『結婚してくれたら毎月100万円わたす』と言われ、正直、美味しい話だなと思いました。『月100万円』をおトクだと思っていたのに、私が殺すわけないじゃないですか」

さらに彼女は、「動機がない理由」として、野崎氏との性生活についても衝撃の暴露をした。「美女4000人を抱いた」と豪語していた野崎氏だが、実はすでに機能しなくなっていたというのだ。

「私が出会った頃にはもう、できなくなっていたんです。ベッドに呼ばれることはありましたが、『手を握って』とか『ほっぺにチューして』と言われるだけ。一度だけ『抜いて』と頼まれて手でしたことがあるんですが、それでもダメでした。『社長、もう年だよ』と言ったら、『そうか』と」

月100万円もらえるうえに性交渉もない。だから殺す必要がない、というわけだ。

AVに出演したワケ

動機については、「AV出演の過去がバレた」という説もある。

早貴被告は札幌市内の美容専門学校を卒業後に上京。野崎氏と出会うまでに少なくとも4本のAVに出演し、そのほかにはパパ活をしながら生活費を稼いできた。そのAV出演が、事件直前に野崎氏が経営していた会社の従業員に発覚。「清楚な女性がタイプ」と公言していた野崎氏に伝わって別れを切り出されるのを怖れ、殺害に及んだという説だ。

だが、「AV出演歴」についても、彼女はまったく意に介していなかった。

「AV男優のしみけんさんと絡みたくて。ギャラは30万円くらいだったかな。今の若い子って、そんなにAVに抵抗ないと思いますよ。だってAV出身でも活躍しているキレイな人がいっぱいいるじゃないですか」

一連のインタビューを終え、彼女のために軽食を買ってきた後に起きたのが、冒頭の場面だ。

それ以降も、ホテルに滞在する早貴被告からは頻繁に連絡が来た。

ある日には〈マツエク(睫毛エクステ)に行きたい〉とLINE。別の日には、〈美容院に行きたい〉と連絡が来て、何度も車で送迎した。肉好きの早貴被告のために、都内の高級焼き肉店に行ったこともある。左下に掲載した写真が、そのときの様子だ。焼き肉をほおばり、ごはんもペロリと食べた。

キレてスマホを投げつけた

送迎の車中や食事の際、私は幾度となく、

「本当は犯人ってことないですか?」

と尋ねた。すると早貴被告は決まって、

「殺ってませんよ〜」

と笑うのだ。

だが、そんな彼女が激昂した場面もあった。'18年6月頃、捜査の関係で東京から田辺へと戻らなければならなくなり、私は羽田空港まで早貴被告を送った。

空港ロビーにメディアの姿はない。安心して保安検査場を通過する姿を見送ると、直後に彼女から電話がかかってきた。

「めっちゃ(マスコミが)いるんですけど!」

検査場の先に、メディアが待ち構えていたのだ。ブチギレた早貴被告は、動画を撮っていたある記者のスマホを取り上げ、床に投げつけた。

ベンツで爆走して取り締まられた

田辺市に戻った際には、野崎氏が所有していたベンツを遺族に無断で持ち出し、免許を取ったばかりだったが、東京までの約700kmを爆走。「追い越し車線の長距離走行」で取り締まられたが、早貴被告は違反切符をもてあそびながら、

「初心者マークもつけてなかったんだけど、それは許してもらった」

と語っていた。

私の「密着取材」は事件直後から約2週間にわたったが、その後、早貴被告は自らメディア対応のために弁護士を雇い、関係は途絶えた。

「殺ってない」と笑い、どんな質問にもあっけらかんと答える……その態度に、「本当に殺人犯なら、これほど堂々としていられないのでは」と思ってしまったのは事実だ。

この先の公判でも、早貴被告は「無罪」を主張し続けるだろう。その図太すぎる態度は、裁判員たちにどんな心証を与えるだろうか。

「週刊現代」2024年10月5・12日合併号より

夫の棺桶の横でステーキを焼き、記者をベッドに誘ったことも…!「独占取材」に見せたドンファン妻・須藤早貴被告の「図太すぎる素顔」