7回裏、観客と選手がトラブルとなり審判と話をするパドレスナイン

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 日本ハム・新庄剛志監督(52)が7日に自身のインスタグラムを更新。この日ドジャー・スタジアムで行われたドジャース―パドレスのナ・リーグ地区シリーズ第2戦について、選手への気遣いと怒りをつづった。

 試合はパドレスが先発したダルビッシュ有投手(38)の7回1失点の好投もあり、10―2で大勝した。だが、レジェンド右腕も一歩間違えれば懸命な投球が台なしになりかねないシーンもあった。7回の投球に入ろうとしたところ、外野席にいた一部のドジャースファンが暴走。左翼手のプロファーにスタンドからボールを投げつけ、試合は中断となった。プロファーはもちろん激怒。セキュリティー部隊が出動する中、グラウンド内には飲み物が入ったままの缶が投げ込まれるなど大荒れとなった。

 試合をテレビで観戦していた新庄監督は「ドジャースvsパドレスのとてもいい試合で有が投げてる時にドジャースファンが選手に目掛けグラウンドにボールを投げたり、缶ビールみたいな物を投げ試合が中断してしまい 有のモチベーションを壊してしまってる事に腹が立って仕方がない」

 ダルビッシュは再開後の投球で先頭打者に四球を与えながらも無失点で抑え、この回でお役御免となった。国とリーグは異なるが、頂点を決める戦いは日本のNPBでもスタートする。新庄監督は「これから日本でもCSが始まりますが ファイターズファンの皆さん 他チームのファンの皆さん 絶対の絶対に選手のモチベーションを狂わすような事はしないとは思いますがどうか宜しくお願いします」と呼びかけた。

 ダルビッシュをはじめ選手を守ろうとする投稿にファンも共鳴。暴走したファンには「ほんと最低ですね」「同感です」「悲しいことですね」「絶対にしません!」といった反響が寄せられている。