セルティックには中盤でボールを奪う者がいない 国内ではポゼッション率“72.2%”、簡単にボールを持ててしまう環境の影響
チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節でスロヴァンに5-1で勝利し、ポジティブな空気に包まれていたセルティック。しかしその空気は、第2節でドルトムントに1-7で大敗したことであっさりと消えてしまった。
あまりに対照的な結果で、サポーターの失望も大きいだろう。ただ、CLで結果を出すにはドルトムントのような格上から勝ち点を拾っていく必要がある。
セルティックには大きな問題がある。ドルトムントのような格上と対戦した際に、ボールを奪えるタイプの選手が不足しているのだ。なぜ不足しているのか答えは簡単で、英『The Guaridian』は国内リーグでそれをする必要がないからだと指摘する。
スコットランド国内リーグにおいて、セルティックは絶対の王者だ。今季もリーグ戦6試合を戦い、平均ポゼッション率は72.2%と極めて高い。相手にボールを支配される機会がほとんどないため、格上との対戦に慣れていないのだ。
それがCLでは真逆の展開となる。セルティックがCLで結果を出すには、国内とは全く異なるゲームプランが必要だ。その切り替えは簡単ではないが、ロジャーズに次なる手はあるか。