【完全版】サッカー日本人選手「海外組」の変遷 2022-23冬:ヨーロッパへ移籍した13名

写真拡大 (全2枚)

Qolyアンバサダーのコラムニスト、中坊によるレポートをお届けします。

毎年、大量に起きるヨーロッパへの海外移籍。あまりに多くて把握しきれない人が大半であることから、今回、2年前の2022-23年冬時点における、当時の年齢・移籍金も含めて海外移籍を改めてまとめてお伝えする。

なお、移籍金については当時のレートで記載している(金額はいずれも推定)。また、同時にヨーロッパからJリーグに移籍する逆輸入も多くあるため、そちらも同時に別記事にてまとめていく

(前々々回)2021夏:ヨーロッパ海外移籍9名
https://qoly.jp/2024/09/20/t87v3u7s-704589f4-gib-1
(前々回)2021-22冬:ヨーロッパ海外移籍10名
https://qoly.jp/2024/09/22/jxaglw72-704589f4-gib-1
(前回)2022夏:ヨーロッパ海外移籍10名
https://qoly.jp/2024/09/27/qe04c2op-704589f4-gib-1

2022-23冬(9月〜2月)ヨーロッパ海外移籍13名

福井太智(18歳)

2022-2023冬:海外移籍1人目

サガン鳥栖(J1)→バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

移籍金:6,000万円(2024年追記:現在、ポルトガルのアロウカに在籍)

移籍発表:2022年9月28日

福田師王(18歳)

2022-2023年冬:海外移籍2人目

神村学園高校→ボルシアMG(ドイツ:4部レギオナルリーガ加入)

新卒加入
※トレーニングコンペンセーション(育成費)あり
神村学園に270,000ユーロ(4,200万円)分配

移籍発表:2022年10月27日

小林友希(22歳)

2022-2023冬:海外移籍3人目

ヴィッセル神戸(J1)→セルティック(スコットランド)

移籍金なし

移籍発表:2022年11月23日

三竿健斗(26歳)

2022-2023冬:海外移籍4人目

鹿島アントラーズ(J1)→サンタ・クララ(ポルトガル)

移籍金なし

移籍発表:2022年11月12日(※2024年追記:2024年夏、鹿島に復帰)

岩田智輝(25歳)

2022-2023冬:海外移籍5人目

横浜F・マリノス(J1)→セルティック(スコットランド)

移籍金:1億3,000万円(買取オプション付きレンタル、半年後に完全移籍)

移籍発表:2022年12月30日

原輝綺(24歳)

2022-2023年冬:海外移籍6人目

清水エスパルス(J1)→グラスホッパー(スイス)

移籍金:レンタル

移籍発表:2022年12月30日(※2024年追記:半年後、清水に復帰)

小田裕太郎(21歳)

2022-2023年冬:海外移籍7人目

ヴィッセル神戸(J1)→ハーツ(スコットランド)

移籍金:約1.5億円

移籍発表:2023年1月11日

相馬勇紀(25歳)

2022-2023年冬:海外移籍8人目

名古屋グランパス(J1)→カーザ・ピア(ポルトガル)

移籍金:レンタル

移籍発表:2023年1月20日(※2024年追記:2024年夏、名古屋に復帰後、町田へ移籍)

鈴木唯人(21歳)

2022-2023年冬:海外移籍9人目

清水エスパルス(J2)→ストラスブール(フランス)

移籍金:レンタル

移籍発表:2023年1月28日

檀崎竜孔(22歳)

2022-2023年冬:海外移籍10人目

北海道コンサドーレ札幌(J1)→マザーウェル(スコットランド)

移籍金:ゼロ

移籍発表:2023年1月28日(※2024年追記:現在、オーストラリアのウェスタン・ユナイテッドに在籍)

松尾佑介(25歳)

2022-2023年冬:海外移籍11人目

浦和レッズ(J1)→ウェステルロー(ベルギー)

レンタル移籍

移籍発表:2023年1月30日(※2024年追記:2024年1月、浦和に復帰)

三浦知良(55) 

2022-2023年冬:海外移籍12人目 

三浦知良(55歳)

横浜FC(J2)→オリヴェイレンセ(ポルトガル)

レンタル移籍金

移籍発表:2023年2月1日(※2024年追記:2024年6月、JFL・アトレチコ鈴鹿へ移籍)

鈴木惇(33歳)

2022-2023年冬:海外移籍13人目

藤枝MYFC(J3)→FKスードゥヴァ(リトアニア)

移籍金:なし

移籍発表:2023年2月9日(※2024年追記:2024年2月、現役引退を発表)

2022-23冬:海外移籍13人

福井太智(18) 鳥栖→バイエルン・ミュンヘン
福田師王(18) 神村学園 →ボルシアMG
小林友希(22) 神戸→セルティック
三竿健斗(26) 鹿島→サンタ・クララ
岩田智輝(25) 横浜FM→セルティック
原輝綺(24) 清水→グラスホッパー
小田裕太郎(21) 神戸→ハーツ
相馬勇紀(25) 名古屋→カーザ・ピア
鈴木唯人(21) 清水→ストラスブール
檀崎竜孔(22) 札幌→マザーウェル
松尾佑介(25) 浦和→ウェステルロー
三浦知良(55) 横浜FC→オリヴェイレンセ
鈴木淳(33) 藤枝→スードゥヴァ

前回の2022年夏の移籍でセルティック組が前田大然、旗手怜央、井手口陽介と3人一気に移籍したが、この2022-23年冬においてもさらに小林と岩田が移籍したことで、この時点ではセルティックに古橋亨梧を含め6人の日本人が在籍という過去に例のない状況となった。

また、鈴木唯人はこの年J2清水から直接5大リーグへ移籍するも、その後清水に復帰。しかし即座にデンマークへ移籍した後大活躍し、活躍しすぎたがために所属クラブのオリンピック参加許可が下りず、パリオリンピックからは落選することとなった。

所属クラブでの活躍に伴い国際大会の舞台を逃す事情について賛否はあったものの、個人的にはそれほどまでにヨーロッパのクラブから評価されている証拠であると認識している。


ライター名:中坊

紹介文:1993年からサッカーのスタジアム観戦を積み重ね、2023年終了時点で962試合観戦。特定のクラブのサポーターではなく、関東圏内中心でのべつまくなしに見たい試合へ足を運んで観戦するスタイル。日本国外の南米・ヨーロッパ・アジアへの現地観戦も行っている(本記事は一週間後、中坊コラムに転載します)。

Note:「中坊コラム」 https://note.com/tyuu_bou

 Twitter:@tyuu__bou https://twitter.com/tyuu__bou