神田正輝(C)日刊ゲンダイ

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 テレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」の28日放送回が最後の出演となる、俳優の神田正輝(73)。27年半の間、司会を務めてきた神田の最終出演は、共演の松下奈緒(39)、勝俣州和(59)との3泊4日グアム旅で締めくくられる。 

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 神田は芸能生活51年目の今年、唯一のレギュラー番組「旅サラダ」で有終の美を飾るはずだったが、先月末に看過できない騒動に見舞われた。2021年12月18日、突然この世を去った愛娘の故・神田沙也加さん(享年35)の元恋人の俳優、前山剛久(33)が「週刊女性」のインタビューで芸能活動再開を宣言。今月8日には、11月7日〜10日上演予定の舞台「ある日の通り雨と共に」で前山の復帰が発表されたが……。
 
《諸般の事情により公演を安全に上演することが難しくなったと判断せざるを得なくなったため》

 前山の復帰作は、20日に急きょ上演中止が発表されたのだった。

「想像以上のバッシングが起こったことで、上演は中止に追い込まれました。同舞台に出演予定だった元AKB48の女優、高橋彩香と女優の湯田陽花が出演を辞退した時点で、今回の事態はある程度予想されていました」(スポーツ紙記者)

 前山は今年2月に自身のインスタグラムを開設し、ホームページも完成させている。昨年1年間は語学と歌を学ぶために韓国留学に時間を費やしていたと語っているように、復帰に向けて着々と準備をしていた。

「沙也加さんが亡くなった当時、報じられたのが『死ねよ、マジで』といった沙也加さんへの罵声や二股疑惑などでしたが、インタビューではケンカが絶えなかったことは認めたものの、交際期間はわずか2カ月で、沙也加さんが亡くなったときはすでに交際が終わっていたとし、二股も否定しています。事実上の復帰宣言をした時点で、活動再開をある程度楽観視していたようですが、世間の反発は想像以上に強かった」(芸能ライター)

■果たして日本で芸能活動できるのか

 さらに批判が強まったのは、肝心の沙也加さんの両親、神田と歌手の松田聖子(62)に“仁義を通していない”と報じられたことだった。

「芸能活動の再開にあたり、前山は沙也加さんの所属事務所にアプローチしたものの、音沙汰がなかったと話しています。『神田さんの関係者の方からご連絡をいただくことができず、何が正しい情報なのかわからないままです』と話していて、墓参りすら実現できず、事実上、沙也加さんの両親である正輝と聖子から相手にされていない。もはや日本での芸能活動は極めて難しい状況です」(前出・芸能ライター)

 沙也加さんがこの世を去ってから3年が経過しようとしている。

「もう一度、日本の芸能界でやり直したい」という気持ちが強くなり、「バッシングも覚悟のうえ」と語っていた前山だったが、見通しが甘かったと言わざるを得ないだろう。

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