6回無死、二塁打を放つ浅野翔吾(カメラ・中島 傑)

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◆JERA セ・リーグ 阪神1―0巨人(22日・甲子園)

 巨人の浅野翔吾外野手が「2番・右翼」でスタメン出場。初回無死二塁でのバント失敗もあったが、6回に左翼への二塁打を放った。安打については「なんとか昨日のミスを取り返すためにも、出塁したかったのでツーベースになってよかったです」と語ったが、打線は得点を奪えず、阪神に敗れた。「いろんな人が勝ちたかったと思うんですけど、負けて悔しいなと思います」と唇をかんだ。

 21日の広島戦(マツダ)で8回、自身のミスも絡むなどして4―5で敗れた。試合後には頭からタオルをかぶり、ベンチでしばらく動けなかった。それでもこの日の試合前の円陣では「昨日は色々声をかけていただいてありがとうございます」と明るく声を張り上げた。通常、試合前に行われる円陣の声出しは、試合に敗れた場合、翌日は他の選手に替えて行っていた。しかし、この日は浅野が継続。「ミスしたんですけど、このミスは野球でしか取り返せないと思うので、今日絶対にやってやります!」と先輩たちの前で宣言していた。