Netflix、2024年上半期ヒットレポート。「シティーハンター」「幽遊」が健闘
Netflix映画『シティーハンター』
Netflixにて独占配信中 (C)北条司/コアミックス 1985
Netflixは、2024年1月から6月までどのような作品が多く視聴されたかを解説する「What We Watched:Netflixエンゲージメントレポート」を公開した。
What We Watched:Netflixエンゲージメントレポート
同社によれば、2024年上半期における契約者の作品総視聴時間は940億時間以上。今年7月時点での同社有料会員は約2億7,700万人なので、単純計算では半年間で1契約あたり339時間近く視聴していたことになる。
今年の特徴は「アメリカ以外の国からの作品」視聴が伸びたことだ。
特に躍進が大きいのがイギリスで、人気作品トップ10のうち4作品(「偽りの銃弾」「私のトナカイちゃん」「ジェントルメン」「One Day/ワン・デイ」)がイギリス作品となった。
さらに、英語以外の言語で作られた作品が視聴全体の3分の1を占めたという。その中には、昨年末に公開された日本作品も含まれる。
昨年末公開ながら、実写ドラマ版「幽☆遊☆白書」は800万ビューを獲得しており、「シティーハンター」も1,600万ビューで、「特に視聴が多かった作品」としてリストアップされている。
実写ドラマ版『幽☆遊☆白書』
(C)Y.T.90-94
映画作品として、「ダムゼル/運命を拓きし者」(1億4,400万ビュー)や「Lift/リフト」(1億2,900万ビュー)、「セーヌ川の水面の下に」(8,500万ビュー)などがビッグヒットを飛ばしている。
大作ドラマである「プリジャートン家」は第3シーズンが2カ月で9,200万ビューを達成。関連作品のビューも伸び、ファン獲得に成功している。
同じく大作ドラマでSF作品の「三体」は5,200万ビューを獲得している。
なお、Netflixオリジナルではなく映画会社からライセンス配信された作品として、「スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が8,000万ビューを獲得。ファミリー向けアニメーション映画としての支持の厚さを証明した。