アルテタ監督、スターリングが秘める“復調への意欲”を強調「胸の中にあるものはすぐに感じ取れる」

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 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、今夏にレンタル移籍で加わったイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて言及した。13日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。

 現在29歳のスターリングはリヴァプールの下部組織出身で、2012年3月にトップチームデビューを飾った。4年間で公式戦129試合出場23ゴール17アシストを記録すると、2015年7月に4900万ポンド(約91億円)の移籍金でマンチェスター・シティへと加入。4度のプレミアリーグ制覇など数多くのタイトル獲得に貢献し、2022年7月からは5年契約を締結してチェルシーに加わった。しかし、2シーズンで公式戦通算81試合出場19ゴール12アシストという成績を残したものの、今夏に就任したエンツォ・マレスカ監督の下では構想外に。すると、移籍市場閉幕が迫る“デッドラインデー”に、アーセナルへのレンタル移籍が発表された。

 プレミアリーグ第4節のトッテナム戦を15日に控えるアーセナル。“ノースロンドン・ダービー”での新天地デビューが期待されるスターリングについて言及したアルテタ監督は、「彼は素晴らしいよ」と述べつつ、「まず第一に、彼は満面の笑みを浮かべエネルギーに満ち溢れている。彼は頑張っているし、自分を証明したがっている」と同選手の状態を明かしている。

 また、「胸の中にあるものはすぐに感じ取れる」とスターリングが復調に向けて強い意欲を秘めていると強調。「もちろん、彼のクオリティーやチームに何をもたらすことができるかについては、今さら言うまでもない」と同選手が持つ能力への信頼を示しつつ、「私が見ているのはハングリー精神だ。彼は毎試合毎分プレーしたい選手だ。そうでないとき彼はハッピーではない」とスターリングの熱意を説明した。