かつて共闘したC・ロナウド(右)の批判に反論したテン・ハーフ監督(左)。(C)Getty Images

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 クリスティアーノ・ロナウドの主張を一蹴だ。

 マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督は、クラブを率いる指揮官としてのメンタリティーに苦言を呈したロナウドの言葉を意に介していない。

 ロナウドは元同僚リオ・ファーディナンドのポッドキャストで、「監督がプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)で勝利を競えないと言ってしまうんだ」と、オランダ人指揮官の姿勢に苦言を呈した。

 英公共放送『BBC』によると、ユナイテッドが全体的に「再建必要」と話したロナウドについて、テン・ハーフは「それを言ったのは彼だ。記事をしっかり読むとね」と述べている。

「彼には意見を言う権利がある。OKだ。彼はマンチェスターから遠く離れたサウジアラビアにいる」
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 前節でライバルのリバプールに0-3と手痛い黒星を喫し、1勝2敗と低調なスタートで批判を浴びているテン・ハーフ。だが、本人は「(周囲の雑音に)影響はされていない」と話した。

「自分たちがプロセスの途中にいること、やるべきこと、どこに向かっているかは分かっている。我々はまだ過渡期にあると以前も言った。多くの若い選手をチームに溶け込ませなければいけない。ケガに対処してチームに戻す必要もある。誰かが言い訳について考える前に、我々はすべての試合に勝たなければならない。それは分かっている。チームも分かっている」

 ユナイテッドは14日の次節、菅原由勢が所属するサウサンプトンと敵地で対戦する。インターナショナルウィーク明けの難しい試合だが、これ以上重圧が強まるのを避けるためにも勝利が必須だ。

 厳しいシーズンスタートになったテン・ハーフは、ここで流れを変えることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部