竹田麗央(C)共同通信社

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【ソニー日本女子プロゴルフ選手権】第1日

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 同じ沖縄でもまるで違うようだ。

 南国沖縄と言えば、女子ツアーの開幕戦が行われる琉球GCがお馴染みだが、今回の舞台はまるで違うという。

 現地のゴルファーがこういう。

「琉球はフェアウエーが広く、すべてのホールでティーショットの落ち所が見える。コウライ芝のグリーンは傾斜も単純です。一方の喜瀬は大会用にフェアウエーが狭く絞られ、落ちどころが見えないホールもあり、グリーンには起伏もある。さらに、南国特有の塩に強いパスパラムという芝で、葉の一枚一枚がとても太い。グリーンの芝目は琉球とは比べものにならず、午後からはさらにきつくなる」

 現地ゴルファーが続ける。

「喜瀬のラフは幾つか違う芝が混ざっていて葉が強い。浅いところでもけっこう重く、距離を残すと、まずグリーンには乗らないでしょう。ラフからはかなりパワーがいるので、飛ばし屋が有利と見ています」

 そんなコースで初日に8アンダーで首位に立ったのは竹田麗央(21)。先週の大会で今季5勝目を上げた勢いそのままに、バーディーを量産した。

 絶好調の竹田を止めるなら、やっぱりこの人か。海外メジャーのエビアン選手権に勝った古江彩佳(24)は大会前、「日本タイトル(日本女子プロ、日本女子オープン)を持っていないので、そこは一つの目標」と語り、先月30日に早々と沖縄入りした。米女子ツアーを主戦にし、毎週のように異なる芝質を経験しているのは強味だ。同組の竹田に3打差の5アンダーで5位につけた初日、竹田の印象については「飛ばして、あまり曲がらないという感じで、高い球ですごい寄せてくるイメージがある。それにプラスして今日もパターは長いものが入ったり、短いものもボコボコ入っていたので、本当についていかないといけないと思いながらラウンドしていた」と話した。

 飛距離の出るパワーフェーダーと安定感抜群のドローヒッターの一騎打ちになるのか。そこへ割って入る伏兵はいるか。