写真提供:Xユーザー・そらある(@onibitaro_)さん

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「憧れのあの料理を真似して作ってみました」──。

人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」のファンの間で、Xに投稿されたある写真が注目を集めている。正体は何だろうか、投稿者に詳しい話を聞いた。

「人魂を食べるなんて本当は恐ろしい事ですが」

話題となっているのは、Xユーザー・そらある(@onibitaro_)さんが2024年8月21日、冒頭のように投稿した写真だ。しずく型にうねった茶色い揚げ物が皿の上にのっている。

一見シンプルな料理だが、投稿は4200件超の「いいね」を集め、元ネタに気づいたファンから「あれだ!」「1発でわかりました〜!再現度凄!」「実在してたのか」「美味しそう」「お盆前後は食べたくなりますね...」と感心する声が寄せられている。

そらあるさんは26日、J-CASTニュースの取材に対し、料理の正体は「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「のっぺらぼうという妖怪が作って食べていた人魂の天ぷら」を模したものだと説明した。

憧れだった理由は、「人魂を食べるなんて本当は恐ろしい事ですが作風のコミカルさもあいまってとても美味しそうに見えたのです」と明かす。

「みんなもあの料理が好きなんだなあとほっこりしました」

Xの反響には「普段は1〜2桁のいいね数なのでとても驚きましたが良い記念になりました」と、そらあるさん。「ゲゲゲの鬼太郎はじめ水木しげる作品のファンの多さを感じました。ああ、みんなもあの料理が好きなんだなあとほっこりしました。コメントなどもほぼ好意的でとても嬉しかったです」とも喜んだ。

「人魂の天ぷら」の作り方も聞いた。生地自体は既存レシピを参照し、ホットケーキミックスと「充填豆腐」(編注:パックに流し込んでから加熱・凝固させた豆腐)から作ったという。その後はクッキングシートに載せ、「人魂の形」に成形したらシートごと揚げる。油を切り、お好みで、塩と砂糖をひとつまみかけて完成だ。

なお、料理をのせている皿は自分で絵付けしたものだといい、「絵柄は赤舌という鳥山石燕の画図百鬼夜行に描かれている妖怪です」と妖怪愛をのぞかせた。