「京都で地元民に『大したことない』と教えられた山を登ったけど急こう配。やっとの思いで休憩所に飛び込むと...」(栃木県・70代以上男性)
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Oさん(栃木県・70代以上男性)
Oさんが仲間と京都へ旅行に行ったときのことだ。
鞍馬寺に行くことになった彼らは、山を歩いて超えることにしたのだが......。
<Oさんの体験談>
2〜3年前の7月初め、仲間3人と京都旅行に行きました。その時の出来事です。
貴船神社にお参りして次は鞍馬寺に向かうことになり、山越えをして鞍馬に向かうことにしました。
地元民には「大したことはない」道だったが...
地元の方に大変さを伺ったところ「少しきついが大したことはない」と教えられ、運動靴で開始。
ただ、私たちには大変な急勾配。2〜3時間かけてやっとの思いで鞍馬に到着しました。
道中は暑さもあり、途中で水を飲む場所もなかったため、水にありつこうと寺の休憩所に飛び込みましたが、そこには長椅子があるだけ。
そこに50代と20代くらいのお母さんと娘さんがいたので「自販機を見かけませんでしたか」と伺いましたが、ないとのこと。
そして、娘さんがバックからペットボトルのお茶を1本、分けようとしてくださりました。
彼女たちはこれから鞍馬から貴船に抜けるらしいので遠慮して辞退したのですが、喉がヒリヒリするほど喉が乾きほぼ脱水状態の私を見かねて手渡してくださいました。
そのお茶を、それこそ一気に飲み干しました。
生涯忘れえぬ親切です。
女性の二人連れのため遠慮して住所も聞かずお礼だけ述べて別れましたが、あの一本の水を頂戴した事生涯忘れません
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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